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頑張り屋、頑張るが怖くなる。

今日は月一のお腹や頭や腰や色々が痛くなる日だったので、動ける内にやりたかった家事を朝から片付けて、温かい恰好で大好きなドラマを観ている。

『コントが始まる』

放送当時は就活真っ只中の大学4回生だった。当時も就活で傷つき折れかけていた心を、マクベスや中浜さんや紡ちゃんに沢山助けてもらっていた。土曜の夜ほろよいを飲みながら、ボロボロと泣きながら観るあの時間が大好きだった。その後、仲の良いお友達(@Twitter)と感想を語り合うのも含めて、大好きな時間だった。

社会人2年目。馬鹿正直に頑張りすぎて心が疲れてしまった今、そんな私を待ち構えていたようにTVerで再配信され始めた。これまでも何度も何度もまた観たいなと思っていたけれど、正直なところ怖かった。あの頃の大好きな思い出を、今の私が汚してしまうのではないか。もう二度と、同じような感動を味わえないのではないか。

それでも、少し元気になってきた心は、あの頃と同じように純粋な好きという気持ちを味わいたがっていたのかもしれない。
勇気を出して再生してみると、あの頃はなかったくらい、妙に距離感を近く感じる。全うに真面目に生きてきたけれど、全うに真面目に生きてきたが故に傷付いてしまった中浜さんが。夢と現実の狭間でもがきながらも、今をがむしゃらに生きているマクベスが。これでもかと言うほど近く感じる。

だからだろうか。ある台詞の中に私が居るような気がした。あの頃は居なかったと思う。あの頃よりも更に拍車をかけて自分のことを素直に言語化するのが苦手になってしまった私の心を映してくれているような気がした。

私が頑張るからダメなのか、頑張り方が間違ってるのか、もう何が何だか分かんなくなっちゃって。
・・・・・・
正直今でも頑張るのが怖くて手を抜けるところは抜いてるんです。
もう頑張って傷つくのが怖くて。
でも、寂しいですよね。何かを頑張ろうとする気持ちを抑える日が来るなんて思ってなかったし。頑張らなくていいほうを選択したこともなかったんで。こんなはずじゃなかったのになって。

コントが始まる #3 中浜さん 

あぁ、そうだ。あと一歩。(正直、先週の感情グチャグチャ期を経て、本当に復職まであと一歩なのか、私の中に焦りと不安と疑いの気持ちが芽生えているけれど)
復職までのあと一歩を踏み出すのが怖いのは、これかもしれない。

家族のことも仕事のことも、馬鹿正直に頑張りすぎた。私が我慢すれば。私が上手くやれたら。私が耐えられたら。私が、私が、私が。そうすれば、全てが上手く行く。丸く収まる。皆が困らずに済む。ずっと皆ご機嫌で居てくれる。そう信じて止まず、知らず知らずの内に身に着けてしまっていた私の癖はかなりしぶとい。

未だに、カウンセラーさんや先生に言われたことを真正面から真面目に一つ一つこなそうとしている私を少し俯瞰的に見てみると、何も変わっていないように思える。しんどくて無理だと思っても、人に会うと心の中で号泣しながらも大丈夫なフリが出来てしまう自分に呆れもする。

多分、今、また踏み出しても頑張れてしまう。馬鹿正直なやり方で、自分を傷つけてしまうやり方で、頑張れてしまう。それが分かっているから、頑張るのが怖いのだ。頑張って傷つくのが怖い。頑張れば頑張るほど、周りからも自分からも遠ざかって行き、どんどん思い通りにならない渦の中に吸い込まれていくあの感覚が、まだ怖い。

だけど、このまま頑張らなくていいことを選び続けることにも躊躇してしまう。

進むべきか、まだ休んでみるか。そろそろ向き合わなきゃかな。
明日の通院、上手く話せるかな。

そんな私の思い出と愛おしいが詰まったコントが始まる#3はこちらから。


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