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親にだまって、夢のために借金したときの話

どうしてもどうしても、やりたい事が見えてきた時、事業としてチャレンジしたい事が目の前にある時、今の自分のパワー(会社の規模.資金)ではどうにもいかなかったら諦めるか。

私は諦めたくない。

ここだという時には、融資など必要な手はずをとって勝負をしたいと思う。

がしかし、融資といえど借金である。

私は両親からずーっと言われてきた言葉がある。

「借金はするな、借金だけはするな」

親からずっと伝えてもらう言葉って、強烈に刻まれているものですよね。。

だから、会社を創業して3年は無借金で頑張り続けた。

私は、メイクで世界を旅するという活動を創業した時からずっと続けているのだが、海外への渡航資金は基本は一生懸命お仕事をして、そこから生まれた利益を工面して自分のやりたいこと、自分がチャレンジしたいことに投資してきた。

だが創業して3年経った頃。毎月毎月追われる売上づくりと。もっと海外にチャレンジしたいのに、資金の問題でなかなかスピードアップできない。そんなストレスが大きくなっていった。

そこで頭によぎったのが、”融資”という選択だった。

だがそこで最大のハードルがあった。自分自身の勇気と幼い頃から両親に言われ続けてきたメッセージだ。

”借金はよくない”

確かに怖さもある、返せるか不安もあったし、だけど私はどうしてもどうしても、メイクで世界を笑顔に! もっともっとメイクで世界を旅してみたいと思った。資金があれば、自分の活動から新たな未来を作れる可能性があると感じていた。

そこからしばらく、いろんな経営者さんの本を読んだり、仲良くしてくださっている社長さんにお話を聞きにいったり。世の中のみなさんがどういう風に新規事業を成立させているかをヒアリングした。

すると見えてきたのは、やはり多くの経営者さんが必要だと判断した場合は融資や助成金などのシステムを活用して、事業資金を集めているという勇気ある姿だった。

今、私は融資を受けたい想いが自分の私利私欲ではなく、自分が信じる可能性に対して純粋に勝負をしたいと思っている。

誰かに頼るのではなく、誰かにリスクを負わせるのではなく。自分が自分の信じる事業、未来、可能性にまずは投資しよう。

自分がスポンサーになろう!

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私は、銀行に融資の相談に向かった。

勇気は出せた。あと残るは一つ。

創業時は実家の母に経理のサポートにたくさん力を貸してもらっていた。だから会社の状況は筒抜けだ。こっそり資金を調達しても、口座に入金されればわかってしまう。

親に話をしないと、、、、。

という部分が気が重かった私は、まず一人で全ての手続きを行った。   何度も銀行に通い、不備があれば直し提出した。もちろん両親にバレないようにこっそりこっそりと。

そうしてなんとかこんとか、初めての融資申請が終わり。

無事に300万の融資にOKをいただき、入金を待つだけの状態になった。

その状態になって、やっと。

「あのね、実はねもう申請して審査も通ってしまったんだけど、融資を受けたから、近々300万が口座に振り込まれると思う」と両親に伝えた。

「え!何やってるの、大丈夫なの?やっていけるの?」

というメッセージはあったが、私はそれらを自信を持ってはねのけることができた。

大切に育ててもらってきた両親が、子供のお金を心配するのは当然だ。そして、私自身も、お金について厳しく教えてもらってきたからこそ、慎重になれる自分がいると思う。

だからみなさんに、私のようにやりたいことがあるなら融資を受けたらいいんだよっということを伝えたいのではない。

融資や借金(必要に応じてお金を工面しなくてはならないときがあること)が、全てNGでネガティブなことではないと思うんだという事。

もちろん借りずにやれるのが一番いいんだけど..............

今、この瞬間にチャレンジしたい!やってみたい!ということがあって、お金だけがハードルになるのであれば、一度の人生。なんとか工面してでも私は、チャレンジしたいなと。

まだまだ道半ばですが、資金繰りをする時期を間違っていたら倒産していたかもしれないという時が何度もありました。

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あの時勇気を出していなければ、出会えなかったかもしれない、ステキな笑顔が世界中にありました。

今、大変な時ではありますが、私は新たにチャレンジしたいことに向けて、事業計画や資金計画を立てるのにワクワクドキドキしています。

お父さん、お母さんからの教えに感謝し。これからも慎重に、時に大胆に行動していきたい。


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