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ズンバを続ける原動力

ズンバは私に「無」になる時間をくれた。それがズンバを続けることになった理由。


どうしてズンバインストラクターになったのか?良く聞かれるのだが、自分でも明確な答えが浮かばない。全てがタイミングだった気がする。もともと身体を動かすのは好きだし、ジャンルを問わず音楽聞くのも好き(ヘビメタだけは今だ好きになれないが。。)、踊るのも好きだった。


若い頃は、何かに夢中になっている人にすごく憧れた。音楽に、スポーツに、絵画に色んな方面で頑張っている人達を羨望の目で見、私にはそんな夢中になるもんがないと焦りを感じ、色んな事を広く浅く手を出しては、なんかこれじゃあないなぁと止めることを繰り返した。


カンボジアに移住し、結婚し、子供が生まれ、仕事をし、子育てして、いつしかそんな事を考えている余裕もないまま毎日が超特急ですぎていった。ある日仕事の同僚がズンバに行くね~んと。なんやそれ?ダンスエクササイズ? へーー、ようわからんけどちょっと仕事早くきりあげて参加してみよっかな的な軽いノリで参加した。


クラスは確か30分か45分くらいだった気がする。何がなんだかわからず、とりあえず先生を見ながらまねしてみた。当時この地にはジムとか立派なものがなかったので、学校の敷地内でエアコン無しの窓全開!常夏カンボジア。あち~~~~💦


踊れてたかは別としてなんとか最後まで参加できた。超暑くて疲れたんだけど、帰りの車の中はなんだか爽快感。なんかその爽快感が気持ちよくって、次の週も行ってみた。その次の週も。。。


そして気が付いたらはまっていた。ヒットしたのだ、当時の私に(約3年前)。その時はわからなかった。どうしてこんなにはまったのか。音楽も好きだし踊りも好きだしね~ぐらいにしか思ってなかった。でも今思う事がある。当時私は日々の生活に追われ心身共に疲れてた。


仕事と家事と育児。全ての役割をちゃんとこなさねば~的な責任感を勝手に持ち追われていた。お客様のクレーム対応あれでよかったかな?子供達ちゃんとご飯食べてるかな~、あの一言言わんかったらよかったな~、子供達叱りすぎたな~と自己嫌悪なってたり、明日はこの件フォローアップして、これやってあれやって。頭の中が常に一杯で何かに追われている感じだった。


そんな中ズンバに出会った。そして味わったあの爽快感。あれはなんだったのか?


それは私にとって「無」になる時間だったのだ。全てをひとまずリセットするための。


「疲れた~」と大声出したい時に、ズンバをしたらスッキリした。嫌なことがあってもその時だけは忘れた。頭や心の中にあったものが、その時間だけはすっぽり抜けた。


ズンバ終わったらなぜだが元気になっている。超ハイテンションの時もある。どした、さっきまで疲れた~って言ってたやんか美和子~??? 


45分ぶっ通しで踊るから身体は疲れる(夜は3分で寝落ち)。が、頭と心がリセットされたことで、仕事にも家事にも子育てにも立ち向かうエネルギーが自然とでてきたのだ。


ズンバが終われば又いつもの忙しい日常に戻るんだけど、なんか頑張ろうって気持ちになる。週に数回行うズンバのレッスンがその1週間を走り抜ける力となる。これが私を動かしてくれる原動力となっているのだ。そこに皆との繋がり、エネルギーの交換、新しい友達ができたりと付加価値がどんどん乗っかってくるから止められない。


ズンバに出会えたこと。そして一緒にズンバができる仲間がいること。そのおかげで私は元気でいることができる。本当に感謝でしかない。


若い時にズンバに出会ってたら人生変わったかもな~って思う事がある。でも、今の私だからヒット!したんだな~っと今なら思う。やっぱタイミングやったんやろな~。



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