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国宝展のミニ感想~松林図屏風

週末に上野の森のトーハク(東京国立博物館)の国宝展に行ってきました。

1作品だけ語らせてください。

~長谷川等伯 松林図屏風~

長谷川等伯は安土桃山時代から江戸時代初期にかけての絵師。
千利休や豊臣秀吉にも重きを置かれていた存在です。
この”松竹梅屏風”は日本水墨画の最高傑作とも言われています。

松林図屏風(右隻)Wikipediaより
松林図屏風(左隻)Wikipediaより

公開頻度がとても少ないので今回の私の一番のお目当てでした。

『近くで見ると荒々しい筆づかいだけど、
離れてみると霧深い空気を描いた作品』
、、、という言葉をこれまでも耳にしていて、
私も同じことを感じました。

もう少し自分の言葉にすると

”人がまだ立ち入ったことのない、鳥たちしか見られない景色”

”大気と霧だけの、親密で広大などこか遠い場所”

実際の展示では多くの人が作品を間近で見てたけど、、、
(人の流れに乗っていると自然とそうなってしまう)

少し離れた場所から左右の屏風を一度に見ると
ふぅっと遠くに連れていかれるような不思議な気持ちになります。

※すでにこの絵の展示期間(10/18~10/30)のチケットは売り切れみたいです。
もし、また公開された時はぜひ!!

もちろん、この作品以外にも名品揃い
仏像、絵画、書、刀剣、etc

美術に興味が無くても
『教科書で見たことある!!』が次々出てきます。

あとグッツも充実してました!!
埴輪のぬいぐるみ?とか色々と可愛いのがあった。

あと美術好きな人、お目当ての作品がある人、は展示替えに注意です!!
そこそこ入れ替わりあるので展示リストで要確認

今後のチケット発売スケジュールも公式で発表されています。

https://tohaku150th.jp

本館の常設展示も見たかったけど、
国宝展が濃密過ぎて頭クラクラだったので
この日は国宝展と庭園だけ見て平成館の敷地を出ました。

(敷地内のレストランは昼過ぎで1時間以上の待ちだったので、
ゆっくり見る場合はお腹を満たしてからの方がいいかも知れません。)

、、、と突然の美術語りでした。
読んで下さった方ありがとうございます。

では、また~

みわ
@湘南のすみっこ

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