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明治生命記念館(重要文化財)

東京丸の内の荘厳な建築美

今話題の東京丸の内の静嘉堂文庫美術館は明治生命記念館という建物の中にあります。

美術館入口から少し奥にあるエレベータで2階に上がるとすぐに受付です。

誰でも無料で見学出来て、
私が訪問した時には人もまばらでした。

設計者は大坂中央公会堂や歌舞伎座(初代)の岡田信一郎

建築期間は1930年9月から1934年3月末
太平洋戦争後はGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)に接収。
1997年に“昭和の建造物として初めて重要文化財の指定“を受けました。

吊り照明と立体的な天井の花

荘厳な建築美に感動しながらも驚いたのは、
”もともとあったジョサイア・コンドルの三菱2号館を壊して建てられた”
ということでした。
(館内のPCで過去の写真や文献が見られます)

現代を生きるコンドル建築好きとしてはショックだったのですが、
過去文献を見ていると
『コンペで勝ち抜いた設計者の並々ならぬ信念』
を感じて設計者と当時の施工者さん達の熱意に拍手でした。

気品あふれる階段

1階から2階の吹き抜けは2か所あって
片方は静嘉堂美術館のエントランスホールを見下ろせます。
(片方は明治生命の業務スペースと案内カウンターが見られる)

室内はスパニッシュ様式の家具や組木の床板も見られたり、
吹き抜け空間の吊り照明や天井付近の立体的な彫刻をじっくり見つめたり、
当時の雰囲気を楽しめます。

建物の雰囲気に合わせた非常灯も可愛い

外観はすでに海外!!
中央にやや膨らみのある太い支柱の逞しさや堂々とした柱の飾り達。

窓の鉄飾りの文様の確かな美しさ、
街頭の明かりにはどこかノスタルジーを感じます。

見応えのある装飾

この日はランチ→明治生命館→静嘉堂文庫美術館という流れでした。
(静嘉堂文庫美術館については前記事参照)

ランチはすぐ近くのGARBというレストランで食べました。
手軽で美味しくて、サラダもワインもたっぷりでゆっくり楽しめました。
(ランチタイムを過ぎてからだったのですが、昼休みの時間帯は混むかも知れない)

この日は暖かかったのでテラスでランチ

東京丸の内はどんどん再開発されていますね。
歴史のある建物と現代の風景の調和が素敵です。

赤煉瓦と高層ビルと青空

東京駅の丸の内出口から徒歩5分程です。
静嘉堂美術館や三菱一号美術館にお越しの時は
せひご覧になってください。
では、また〜。

みわ@湘南のすみっこ

<明治生命記念館>
※9:30~19:00開館(最終入館は18:30)
※12/31~1/3とビル電気設備点検日は休館
※正確な情報は公式HP等を要確認


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