見出し画像

12/6 展示行ってR-D1で撮って

来年グループ展したいね〜〜というメンバーがあって。で、ちょうど会場候補でキョウトボーイズで見ていたミツルさんの写真展が。

ピッタリじゃないか、ということで出かける1日。
(そして完全に予定していた就活の用事を忘れる)

今日もやっぱりR-D1。せっかく借りているのだからたくさん使いたい。
レンズはSummicron 35mm f2 1st。通称八枚玉です。
作例たっぷりだから見ていってくれよな。

ひしゃげたフードも味ですね。

名前の通りレンズが八枚で構成されてるんですね。球面のズミクロン35mmは、それぞれ世代ごとに枚数が違って6枚玉、7枚玉とか言われています。7枚玉欲しい。

この第一世代は、作りの良さとかルックス、その辺がすごく評価されて今すごい高いレンズで(綺麗な個体だと70万とか)、到底自分で手に入れようとすると難しいんですが本当にご縁の賜物というか。借りております。

実際この子はかなり使い込まれていてそれはそれでカッコイイんですが、傷や曇り、ガタつきもあるので気を遣いつつ…

R-D1の巻き上げの感触に心を躍らせながら撮っていきます。

フラッシュとか使わない限り撮影結果を確認する必要性がないので、本当にフィルム的な体験が得られます。見やすい等倍ファインダーも相待って、すごく気持ちがいい。

WBはオートで撮ってみる。現像はC1。同じスタイルだと他機種と比べるてよく言われるCCDのコッテリ感というよりかは「渋み」みたいなものを感じます。

とりあえず、撮る。

Leica M10-Pの液晶隠し作戦と比べて大きく違うのは、巻き上げの体験と撮ったことを感じやすい甲高くカメラらしいシャッター音。

それだけの違いなのに、こんなに楽しいのか…って感じです。
M10-Pのシャッター音は静音性という点では非常に静かで品のいい感じなんですが、好みで言えばR-D1の方が好きかもです。
半押しのクリックがないのもいいですね。ボタンを押しているんじゃなくて、メカニカルに繋がってる、という感覚。よりフィルムらしいフィーリングを伝えてくれます。

やっぱり動画でこういうところ伝えたいな。難しいですね。

というわけでミツルさんの展示へ到着。

展示もよかったし、空間も良かったです!!どっちも最高。
てかマジでここでやりたい。値段も手頃だし。


気持ちよく見終わりまして、鴨川へ。

レンズの状態も相待ってふんわりきている。

古〜〜いレンズに古いデジカメ。気持ちもスローになるようで、天気ものんびりした感じで。超気持ちがいい。

光は眩しい。
ピントは合わない。
鴨はかわいい。

渋みと曇りで秋を感じます。多分。

次なる目的地、京芸(造形)の写真映像コースの展示へ。

これまた建物もめちゃくちゃ面白いし、展示も面白いし、なんかやっぱステートメントがちゃんとあるって大事かもなーとか思ったり。まあ色々刺激を受けました。


向かいのホテル、Dysonっぽい空調がかわいい。

そして夕方からの撮影の仕事で清水寺へ。
いい感じに時間があったのでスナップ撮りつつ向かいます。

その撮影用で1日S5二台と14-24、28-70、即納用のPCを持った重みが効いてくる頃合い。

ちょうどよきフワフワ
よきよき。
先輩撮影

ほんで撮影。なんか一つ地域とっても、いろんな人がいろんなことしてるんだなーというのを感じました。あと熱量高め。すごいです。人間よればアツくなるのかもしれない。コラボレーションというか、まぁ一人もいいですが集まればシナジーがあることもありますよね。多分。

これの撮影をさせてもらいました。
一口に撮影といっても色々ありますが僕の環境の場合、いろんな人のいろんな話聞けるのが楽しいなあと思ってます。
話いただけるの本当ありがたいです。
おかげで写真撮り続けられます。

そして終わって、またR-D1で撮って帰る。

S5…軽快なフルサイズって感じの位置付けですが僕の環境だと完全業務用で、基本布被せられて棚に祀られてます。頼りにはしてるよ。

なんかS5IIxの方がS5よりもっさりとした動作に感じるんですが、これわかる人いるでしょうか。結構気になる。なんだこれって感じ。カードの相性が悪いんでしょうか。それで治るなら治したいです。

夜の冷えた空気にR-D1のカキーン…ってシャッター音を響かせながらゆったり帰り道。

夜ってだけあって人がいない。いいことですね。昼間が多すぎる。

夜の写真は祇園へ出るまでISO800。フィルムを思えば十分すぎる感度です。
現像時点でノイズ除去0にしても、意外と嫌な感じのは出てなくて。
foveonより高感度強い説。
最終30〜40位のせて、silver richの粒子載せてます。

もわもわ
なかなか良い雰囲気にしてくれるな?
一応テンプレ風も。フレアすごいね。

それが撮れたかどうか、よりも撮ったというアクションが大切だと思わせてくる気がするR-D1。

ミラーレスとかと比べると本当に全然違う世界って感じで最高ですね。巻き上げも小気味良いリズムを作り出してくれます。

写り切らない八枚玉も、寒い夜の空気を温かい思い出に変えてくれるような気がして、これはこれでいい感じに思えてきます。

街中に出てくるとやっぱりなんというか、なんでしょうね。
人もいるし、その中で雰囲気みたいなのを撮りたいな〜みたいな気持ちになってきます。

押せば撮れる。
その重要なレスポンスがあるR-D1は普通にかっこいいストリートフォトとかもそのうち狙いたくなっちゃう心地よさです。

なんか発色のいい赤コートの人が2人もいた。

ここで感動したのが写真送り。
いわゆるM3とかの巻き戻しノブ風のダイヤルで写真を送る体験。まさにリワインドです。これ本当に感動した。

加えて透過光の性質、そして時代ゆえではありますが小さな液晶画面は、35mmのリバーサルフィルムを見ているような気分にさせてくれ、本当に気分が高揚しましたね…
初めてリバーサルをラボから受け取った時の感動に近いものが本当にありました。

手動での巻き上げやフリップできるスクリーンといい、これぞ体験設計、UXだなと心から思いました。すげえよEPSON…

河原町まできました。
このまま阪急に乗って帰ります。
ズミクロンあったかいな。

というわけでこんな感じで帰宅。
帰った瞬間、このデータたちを早く触ってみたくて、ご飯を食べながら現像していました。我ながらカメラを楽しみすぎな気がする。

いやでも、実際楽しいです。撮影体験ほぼ完全にフィルムで、でも現像の幅のあるRAWデータが無限に撮れる。

これが今どんどん手に入らなくなってきているというのは世界の損失だ!!と思っちゃうくらいに良い。
M11-Dは出るかわからないし、PIXIIは電子シャッター。

似ても別物。どちらも巻き上げ機構や、これぞUXだよな、と感じさせてくれる遊び心はこれほどまではないと思います。

また一つ面白いものを知ってしまった…という感じです。沼というか。大海原。多様性がすげえ。

引き続きたくさん遊ばせてもらいます。R-D1サイコー。


この記事が参加している募集

#カメラのたのしみ方

55,524件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?