ときどきやるより、毎日やるほうがカンタン
じつは習慣にしたいなら、”ときどきするより毎日したほうがカンタンなんだよ”というお話し。
でも、「良い習慣を取り入れます」と言って、行動を起こす人に”毎日にやる”という選択をしない。
なぜなら、普段からやっているわけでもないし、様子を見ながら慣らし運転で取り組みたいと考えるから。
人は、知らない、分からないといった無知の領域には、できるかぎり関わりたくないと考える生き物です。
だからこそ、やったことない行動であれば、いきなり「毎日、取り組むのは無謀だ」と思ってしまう。
ときどきやるから失敗する!
習慣に取り組むときに間隔を空けちゃうと、成功確率はグッと下がってしまう。
どうしてなんでしょう?
答えはカンタン。
間隔を空けるというのは、”言い訳を作るスキマを作ること”と同じことになるから。
たとえば、週2回で勉強しようと決めた中学生。
いざ、勉強しようと考えた時に…
「あれ?今日は勉強したっけ?」
「疲れた…明日でもいいかな~」
「今日は週のはじめだから、明日にしよう」
「えぇい…めんどくさいから週末にまとめてやっちゃえ!」
こんな感じに、言いわけを考えつく”天才”のできあがり。
また、間隔を空けると”ムダな意思決定”をしなくちゃいけなくなる。
「今日やったっけ?、分からないから、明日はやろう」というように、”やったかやってないか”の計算をしないといけない。
これが、非常にめんどくさい…( `ー´)ノ
「選択の決断」という難しい言葉を使わせていただくが、人はなにかを決めるときにも意志を使って決断する。
意志を使うということは、自分の考えが入ってくる。
そして、自分の考えと戦わないといけない。
けっこう、これは疲れる。
習慣に取り組むのであれば、できるかぎり「選択の決断」は削ってしまい、オートマチックに動いたほうがいい。
どうせ、動くんだから。
毎日、動いたほうが自然体で素晴らしい
そもそも、習慣にしていることは、1日に盛り込まれていることが多い。
そう、1日の24時間に溶け込んでいる。
いかにして「1日」というなかに、自然と新しい習慣を溶け込ませるかがカギになるんです。
どうして、習慣にできないのか?
一番の原因は、頻度の少なさが大きいと思う。
ハミガキって、毎日しますよね?
毎日やるからこそ、「どう手を動かそう」とか「歯ブラシをこう持って…」とか考えたりしないはず。
毎日やるから、無意識で勝手に身体が動いちゃうようになってるのが人間です。
毎日やるメリットに、もうひとつある。
意志決定しなくてすむこと。
「明日やろう」とか「今日はやめとこう」とか考えるスキマがない。
だって、「毎日やるんだから」
そして、毎日やると、したくないことではなく、自然とやりたいと思えるようになる。
大切なのは、毎日やるために、どう難易度を調整するか?
習慣化に取り組むなら、習慣の頻度を下げないほうがいい。
それは、自分で失敗につながりやすい原因を作ってしまっている。
だから、毎日やることが必須条件にしちゃうこと。
そして、下げるのは頻度(やる回数)ではなく、習慣への難易度のほう。
難易度とは、「行動の難しさ」ということ。
たとえば、自転車に乗ったことのない小学生が、友達と隣町まで自転車で行くのは、難易度が高い。
自転車にも乗れないのに、隣町まで乗っていくのは、激ハードルが高い。
自転車に乗ったことないなら、まず、自転車に乗れるようにならないといけない。
そして、自転車に乗れるまでは、ペダルに足を乗せる。足を回す。左右の手でハンドルを操作する。まずは、自転車を乗れるまで難易度を調整して、しだいに勝手に身体が動くまで練習するだけ。
適切な難易度をもうけて、徐々に習慣への道のりへ乗せていかなければいけない。
もちろん、毎日、自転車に乗る習慣があれば、自転車に乗れる日は早いだろう。
大切なのは、毎日やるために、どう難易度を調整するか?
明日から、毎日やろうと決心する。
ここまで読んでいただいて、それでも毎日やりたくないと思う人はいるんでしょうか?
「習慣にしたいと思う気持ち」と、「毎日やりたくないという気持ち」は”反比例していること”に気づいてほしい。
勝手にできるから習慣化だし、毎日やっちゃうから習慣化だから。
もうあきらめて、毎日やっちゃってください。
騙されたと思って、毎日取り組んでみて下さい。
最初は、「あぁ~もう今日が来たよ~」と意識するかもしれません。
でも、いつのまにか「今日!?やばい、やってなかった!!」
そんなふうに思える自分がいるでしょう。
そして、最後は「あれ?もうやってるわ…これが習慣にするってことなん?ラクショー」と、思っているかもしれません。
では、また。
失礼します。
‐習慣応援家 shogo‐
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