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秋田県のクマ出没注意

銃所持者の高齢化

秋田県でクマが街に出て住民に被害が出ているようです。
その対策でクマを狩猟すると慰労金が出ることにしたとのニュースがありました。
挿し絵のクマの顔が本格的におっかないですね。

そもそもクマが街に出るようになったのは狩猟人口が減ってきたからだと思います。
東北ではマタギを始め狩猟によって山の秩序が守られてきたように思います。
そのマタギもいなくなってしまいそうな危機だそうです。

そもそも全国的に銃所持者の人口はかなり減ってきています。
減っている理由は高齢化と許可の厳格化です。

日本で銃を持つのは大変です。
身辺調査まであります。
そして銃に関する事件が起こると厳格化されます。
ここ30年で随分と厳格化されました。
3年許可なので更新時に厳格化されてるとそこで諦めちゃったりするんです。

安倍元首相の暗殺事件が自作の銃でなく規制されている銃だったら、
国内での銃所持はもはや無理になっているまであったかもしれません。

趣味としての銃

銃1丁でウン十万からウン百万するし、弾も1発いくらの有料です。
銃を車のトランクに閉まってちょっとレストランで食事ってのも許されません。
肌見放さず持たないといけないからです。
趣味としても気軽ではないのです。

昔、国内散弾銃メーカーさんをよく知ってて、こんなはなしを聞きました。
同じ性能の銃を日本で売ると30万円なのがアメリカだと7万円にしかならないんです。でもアメリカは10倍の丁数が売れるんです。」

アメリカの銃社会と日本の銃社会は全く違うんですね。
アメリカは銃が手軽な趣味であり単なる道具です。
日本は銃を持つこと自体もひとつのステータスで銃も工芸品なのです。

銃所持者を増やせばクマ出没注意は解決するけど・・・。

銃所持者が減ると各地区の猟友会の人数も減っていくし高齢化が進んでいきます。
そうすると段々と山を守れなくなり、野生の動物が増え食べ物や生活圏を広げるために街に出てくるようになります。
そうすると冒頭のような事になってしまうのです。

ただ、この野生の猛獣対策に銃の所持許可のハードルを下げたりすることは多分現実的ではないのでしょう。
むしろ外国人留学生等が不法滞在化したりギャング化したりするニュースを聞くと、いつ銃の強奪がされるかわからない時代になってきたとさえ思います。

これから山が荒れていくニュースを見る機会が増えていくように思います。
非常に難しい課題でなかなか解決策がないのが現状です。

ところで全然関係ないのですが、行政書士的には古物商と銃の担当課が同じ生活安全課な事にびっくりしました。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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