三浦 希
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「僕はあとでいいよ」と言えることこそ。
30歳にもなった手前、否でも応でも、自らのことを「大人」だと認識しなければならず。なんでもかんでもワーワーギャーギャー怒り散らしていた24,5歳の頃を思い出して、別に「気色悪かったなぁ」と思うまではないにせよ、少々感じてしまうところもありつつ。
そりゃもう、とびきり大変な時期でした。自分には仕事がほとんど無かったので。びっくりするほど仕事がございませんでした。「なんで俺には仕事がねえんだよ、
「元気な文章」を書ける人間が、羨ましくてしょうがない。
みなさ〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!! こんばんは〜〜〜〜〜〜!!! ライターの三浦で〜〜〜す!!!!!!!!!!✒️✒️✒️💪 今日はどんな1日でしたか〜〜〜〜〜!?!???!?!???!☀️☀️🍴💄🏇 僕は、朝起きて、お水を飲んで、うーん………忘れちゃった〜〜〜〜〜〜!!!☺️👮♂️👮♂️🐶💕💕🐂🏩 イェ〜〜〜〜〜イ!!!!!!🌸🌼⭐️✨
こんなにもぶっ飛
こんな時世だからこそ、 「何のへんてつもない生活」 を大切にしたい。
春。「お花見」の小気味良い響きと語感のゆるやかさ、先に待っているであろう言い訳ったらしい “飲酒” であったり “飲み会” であったりにかまけつつ、吉祥寺・井の頭公園を目指した日があった。
恋人は『昔住んでたんだよね〜〜、楽しみだなァ』なんて言いながらヘラヘラしていた。口が開きがちな彼女、電車の窓越しに見る桜の桃色や川の青色にポカーンとしてて。たまに眠そうで、うつらうつらと首をこぼしてしまい
レバー、ハラミ、コブクロ、タンを塩で2本ずつ。
なんにしたって「焼き鳥」が大好きだ。この文章、これだけで事足りる。なんにしたって焼き鳥が大好きなのだ。
夏。『うだるような暑さ』とはよく言ったもんで、天気予報が表示した「34℃」の文字を足りんじゃないのかと疑う。果たしてそれじゃ足りんじゃないのか。事実は48℃なんかだったりして、国を挙げてそんなこと言っちゃたまらんなんて魂胆をしめしめ隠しているんじゃないかしら。
読んで字のごとく “熱に
群れない、媚びない、押し付けない。
嫌味なまでに人と連れ添うこと、無理して誰かと肩並べ「友達だよね!」と和気藹々笑いながら存在することを、正直、美しいとは思えない。真っ赤な焼印押すがごとく、崇高な言葉をトップダウン式に発している御方。その彼や彼女を実に敬い、たまらず膝をつき、分母1。崇め奉っては不幸にも視野削られ猪突してしまう、いわゆる「ワナビー」の方々。
身勝手で情けない批評をしたいわけではないし、不要な水を差して満悦する気もさ
「八方美人」の何がいけないんでしょうか。
だれに対しても如才なく振る舞うこと。また、その人。非難の気持ちを込めて用いることが多い。
(どこから見ても難点のない美人の意から) だれからも悪く思われないように、如才なくふるまうこと。また、その人。八面美人。
八方美人。誰に対しても良い顔をすること。誰からも悪く思われないようにふるまうこと。もれなく全員から愛されようとし、そのための努力や行動を怠らないこと。『非難の気持ちを込めて用いるこ
どうか、息詰まる「発信」に打ち負けないでください。
みんな素晴らしい。みんな偉い。
SNSのタイムラインをざらっと見れば、どう考えたってまともで、感動的で、時に感傷的な詩であったり、感情的な揺さぶりであったりするような。そういう類の言葉たちが軒並み揃って並んでいるもんだ。それを現代、人は「発信」と呼んでいるらしく。非常に尊いことです。それ自体に何言うつもりもなく、掛け値なしに尊びたい。「良い仕事だ! 良い言葉だ! 良い思想だ!」と称えていたい
ほじくり返した記憶をもとに
酒を飲みすぎた。とうもろこし茶と焼酎を混ぜた酒、矢鱈、べらぼうに旨かった。あれは凄いぞ。とうもろこし茶。コーン茶。あれは本当に凄いな。飲める飲める。グイグイ飲める。「鯨飲」の概念、身を以て知った。あれはすごい酒だ。おかげで記憶が殆ど無い。その量、爪の間の塵ほどにも及びませんで。
朝方六時、千鳥足ぶら下げて退店。時間は覚えていた。紫がかった水色の空を見上げたおかげで足元ぐらつき、その辺の草むらに突
「書いてりゃ上手くなる」は嘘だが、一度だけ信じてみよう。
文筆家。ライター。エッセイスト。小説家。「文章を書く」ということを生業にする人間、自らについて、ひいてはそもそも「文章を書く」ということ自体について、どう語って良いか分からん。知れたもんじゃない。『紡ぎ人』なんていう表し方を目にした際は、なぜだか身体中が無性にむず痒くなった。面白がることがどうしてもできない。
「文章を書く」という行為は、千差万別あれど皆に許される行為であった。その輪郭らしいもの
「面白がる」から逃げない。
2019年は「なにこれ、クソつまんねえよ」とこぼすことが多い一年だった。稼いでいる奴を見れば「いや、俺の方が絶対面白い」と強がり独り言、自分よりも目立って気持ち良さそうにしている奴を見れば「そう長くは続かねえよ」と中指立てて不貞腐れる。「嫉妬なんかダセェよな」と言いながらも自らがそうしているのだから何一つ説得力が無い。
「面白がれない一年」だったように思う。流行を気にしない一匹狼、孤高を標榜し、
日々の充足、ぶち壊すにはもったいねえなぁ。
地獄の暑さに耐えかねて、なけなしの金を交通費に落とし込んでは山手線。クーラーを持つ恋人に会うため、へろへろ向かっている。私の家には、三年前に移り住んでからというもの、クーラーというのが無い。エアコンというのが設置されていない。家賃の安さに甘んじ、廊下側の部屋を選んでしまったが最後。最期。室外機を取り付けるには都合が悪く、ましてや知らんが、その部屋は南を向いているらしいのであった。
夏の朝の目
『謝るなよ』と友が言います。
たとえば酒。生きるに満足な給料をありがたくいただきながらも、給料日の向こう一週間で酒にすべてを流してしまう習性ぬぐい切れず、残高をまるっきりゼロにしてしまう私。その期に限って、友達より連絡があります。『三浦、今日酒飲みに行こうよ』と。
その声には、もれなく「ごめん、もう酒飲み過ぎて金無くなったわ。来月なら」と返し不貞腐れる。家に残るウィスキーを水道水で割っては、「これ、店なら500円は取れ
飛んで火に入る夏の虫、俺よ。俺よ。
夢うつつのなかに暑気のみデーンと見え、見え? 見え。覆い被ってしまわれ。午前六時にすっかり身体やられている。こうも暑いと、月並みだが、「暑い」しか考えられなくなってしまうよな。水でも飲まないとほとんど干からびちゃう。
行き着く台所には、昨晩の缶ビールが抜け殻。それと半端のハイライト。加えて、スナックから掻っ払ってきた紙マッチ。常連らしきおっさんから教示された手練れなやり方で火を点けてみた。真
脳溶かす熱気による、うなだれ日記。
スチームサウナのような外気に蒸し上がった青年、わたくしは一人、冷気のひとつを求めて喫茶店を目指します。足取りは燃えるアスファルトにべたり取られたように重く、持ち前の猫背は陽を受け更に屈折、風前の稲穂に似た格好で地獄体験。灼熱地獄。閻魔が見える。幻覚か如何に。
徒歩五分の距離に立つ喫茶店、冷気を取るに最適かと思いきや、まぁ道は長いもんだ。こちとらダレた稲穂なんですから。「あちぃ~~」の声で持て
「気持ち悪くない愛」なんてものは無い。
愛は気持ちの悪いものです。そもそも愛情表現の最たる例、「セックス」なんてものは、世に在る愛情表現全般においてもっとも気持ちの悪い、気持ちの良いことでしょう。粘膜交換。粘る膜が交わり換わるわけ、です。交え換えるわけです。気持ち悪いったらありゃしないでしょうよ。
性交への豪速球的嫌悪をぶつけまくりたい訳ではない。そもそも「愛」ならびにその表現方法は、あらゆるものがおしなべて気持ちの悪い体裁を取ります