「大きな舞台に立ちたい」そう願い挑んだ800人規模の舞台オーディション
20代前半で俳優を目指し4年が経過したころの話です。
僕は舞台に3本連続で出演し、金欠になりアルバイト三昧の日々を送り、約半年が経過しました。
1.次なる野望
元々は映画に出たいと思ってスタートした俳優活動だったので、舞台経験を積むのはもういいかなと思い始めていました。
でも舞台は舞台で面白い。
いつも最大100人くらいのキャパシティの舞台に出演していたため、どこか劇団四季や宝塚のような、大きな舞台への憧れもあります。
舞台出演は一旦終わりにするとしても、最後に大きな舞台に出演したいと思いました。
2.見つけたオーディション
久しぶりにオーディション雑誌を見ていると、気になる舞台のオーディションを見つけました。
鈴木蘭々、V6井ノ原快彦主演舞台、
7年ぶりの再演!
フルキャスト一般公募にて募集開始!
有名なタレントさんが出演していた舞台の再演なら、世間からの注目度が高いかもしれない。
さらにプロアマ問わず、フルキャストオーディションは中々ない。
そして舞台のキャパシティは800人規模!
これはまさに待ち望んでいた舞台だと思い、早速応募しました。
3.書類選考通過
久しぶりのオーディション応募でしたが、絶対に合格したいという想いを込めて、応募書類を郵送。
すると、一発OKで審査合格通知が届きました。
合格通知に記載されたオーディション会場は、実際に舞台本番で使われる会場でした。
さすがに舞台本番の会場は使わないだろうから、会場近くの会議室でオーディションが行われるだろうと思っていました。
オーディション当時、会場へ到着すると、案内されたのは実際に使う舞台のステージ上でした。
4.宣言
オーディション内容はシンプルで、事前に案内されたセリフ読みと、自己紹介とアピール。
舞台上に設置されたスタンドマイクの前に立ち、客席に座られた審査員の方々に向けて、順番にオーディションが始まりました。
たった数分のオーディションで、どれだけインパクトを残せるかの勝負。
僕の番が来た時に、小賢しいことはやめて堂々と想いを伝えることにしました。
「僕はこの舞台に必ず立って、あなたの元で芝居をやります!!」
それを決めるのは審査員の方々ということは、重々承知です。
自分でもよくこんなトンチンカンなことを言えたなと、後々になって思いました。
でも僕はこの舞台に立つべき人間で、オーディションで残さなかったら後悔するレベルの勢いで一言伝えて、僕の自己アピールは終わりました。
5.審査結果
審査結果はその場で通達されました。
名前を呼ばれた人は合格、呼ばれなかった人は不合格。
不思議と僕は、名前を呼ばれる自信がありました。
結論から言うと、早々に名前が呼ばれ、見事合格。
念願の大きな舞台出演の権利を獲得しました。
まとめ
人は決めると強い。
オーディション前から合格を確信し、見事合格した体験からそう感じました。
そして次は、出演者の中で、舞台のキャストを掛けたオーディションが始まりました。
続きはまた次回お話しします。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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