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フルキャストオーディションによって分かった自分の課題

22歳の頃、「大きな舞台に立ちたい」という夢を抱き、800人規模の演劇舞台オーディションに合格。

そして合格者の中で、約1か月に渡り、プロアマ混合で主役を含めた全キャストオーディションが行われました。

結論から言うと、僕は脇役に選ばれました。

それは、いざという時に出る自分の良くない癖を知った経験でした。

1.主役向きではない

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舞台に出演するたびいつも僕は、「主役より脇役のほうがいい」と思っていました。

本音は主役がいいけど、自分に主役は無理だと思っていたのです。

作品に出演する大勢の俳優さんが集まったひとつのチーム。

いつも主役を張る人は、人望が厚く、安心感があり、空気づくりがうまい人でした。

元々クラスの隅っこにいたタイプだった僕は、こういう時に過去の自分を引っ張り出し、自分はそういうキャラじゃないからと、責任ある役回りから逃げていました。

主役という責任を逃れたい自分が全面的に出てしまい、つい主役以外の役柄を狙っていました。

2.コミュニケーションが下手

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東京に来て俳優を目指し始めてから、自分に近いタイプの人と仲良くなることは問題ありませんでしたが、自分より目上の人とコミュニケーションを取ることが苦手でした。

今回の舞台に出演するオーディションの時は、虚勢を張ってアピールしたものの、それ以来演出家の方とコミュニケーションを取ることが上手くできず。

演技に関するやり取りはできましたが、それ以外のちょっとしたコミュニケーションを取って、演出家の方と仲良くなることができませんでした。

3.名もなき脇役

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約一か月に渡るフルキャストオーディションを進めている中で、僕はとある役柄が合っているんじゃないかという空気感がありました。

何度かその役柄で読み合わせをやり、もう一人別の候補の共演者も同じ役柄を何度か演じていました。

結果的に、もう一人の共演者が選ばれることに。

彼はコミュニケーション能力に長けていて、他の共演者や演出家と仲良くなり、可愛がられることが上手でした。

大事な場面でアピールできず、僕は名もなき脇役を演じることになりました。

まとめ

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せっかく念願の大きな舞台に出演することが決まったのに、名もなき脇役に決まり、自分が今後改善すべき課題が明確になった経験でした。

とはいえ本番が2か月後に控えていたので、頂いた役柄に集中することにしました。

続きはまた次回お話しします。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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