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俳優におけるプロとアマチュアの違い

20代前半の頃、俳優事務所に所属していた僕は、毎月2回の演技レッスンを受けていました。

その休憩中に先生から言われた話を紹介します。

1.プロとアマチュアの違い

先生はとある映画のポスターを指さして、僕にこんな質問をしてきました。

この中で、誰がプロで誰がアマチュアか分かるか?

その映画のポスターには、名だたる若手俳優達が5人揃って写っていました。

こういう映画にすら出たことがない僕からすると、全員憧れる存在だったので、僕はこう答えました。

全員プロだと思います。

僕のほかにも数名、それぞれの回答を伝えたところ、先生はこう答えました。

2.稼いでいるかどうか

答えはこの一人だけだ。

その一人とは、小栗旬さんでした。

小栗旬さん以外は、全員アマチュアだと先生はおっしゃいました。

理由は単純で、俳優業一本で生活できているかどうか。

小栗旬さん以外の俳優さんは、まだ俳優業の他にアルバイトをしながら、生計を立てていたそうです。

どなたも映画やドラマで見たことがある俳優さんだったので、驚きもありましたが、納得できる話でした。

3.思ったこと

俳優の世界は、本当に狭き門だと思いました。

僕はもう5年もやっているのに、役をもらって映画やドラマに出演したことがない。

この映画のポスターに載っている俳優さんのステージに辿り着く方法すら分からないのに、この俳優さんたちの中でもまだアルバイト生活を強いられている人が4人もいる。

分かってはいましたが、とんでもない倍率で競争が行われている世界へ、飛び込んでしまったことを再認識した出来事でした。

まとめ

俳優事務所に所属し、今まで知らなかったことを知れば知るほど、俳優として生きることに対して絶望感を感じました。

とはいえこの1年、本気で取り組むことは決めていたので、自分ができることをやりきろうと思いました。

続きはまた次回お話しします。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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