「働く君に伝えたいこと/岩田松雄 著」スターバックス元CEOが息子へ送った28通の手紙

最近、寝る前に少しずつ読書をするようになりました。

電子書籍で買った最新の本ではなく、一度読んで面白かった本を読み返しています。

今回は、岩田松雄さん著書「働く君に伝えたいこと」を紹介します。

◆ 著者紹介 ◆

岩田松雄（いわたまつお）
元スターバックスコーヒージャパンCEO
1982年に日産自動車入社。
製造現場、セールスマンから財務に至るまで幅広く経験し、社内留学先のUCLAビジネススクールにて経営理論を学ぶ。
帰国後は外資系コンサルティング会社、日本コカ・コーラ　ビバレッジサービス常務執行役員を経て、2000年（株）アトラスの代表取締役に就任。
3期連続赤字企業を見事に再生させる。
2005年には「THE BODY SHOP」を運営する（株）イオンフォレストの代表取締役社長に就任。
2009年、スターバックスコーヒージャパン（株）のCEOに就任。
「100年後も輝くブランド」に向けて、安定成長へ方向修正。
ANAとの提携、新商品VIA（スティックコーヒー）の発売、店舗内Wi-Fi化、価格改定の実行など次々に改革を実行し、業績を向上。
日本に数少ない“専門経営者”として確固たる実績を上げてきた。
引用：Speakers

僕は高校生の頃からスターバックスが好きで、よく通っていました。

20代前半の頃から読書を初めたときにこの本と出会い、「スターバックスを作った人の本ってどんな内容なんだろう」と興味を持ち、読んでみて深く感銘を受けました。

そんな本書の内容を少しだけ紹介します。

１．自分の限界を勝手に決めてはならない

自分は何てちっぽけな存在だと限界を感じることもあれば、この先どうやって生きていこうかと不安な気持ちになることもあるでしょう。私も若い頃は同じような焦燥感に駆られたことが何回もあります。しかし、いま現在の自分だけを見て、勝手に限界を定める必要はありません。
引用：働く君に伝えたいこと

僕は元々、クラスの隅っこにいる人見知りの少年でした。

そんな僕が映画に出演したり、800人もお客さんが入る演劇の舞台に立って、堂々とスピーチをしたこともありました。

自分が自分の現状に満足し、自分の可能性に期待しなくなったら、僕の人生は終わりだと思っています。

自分の限界を感じることはありますが、岩田さんの言葉を大事に「まだまだいけるでしょ！」と自分で自分を奮い立たせ、今もなお新しい仕事にチャレンジしています。

いくつになろうと、一所懸命に頑張れば、必ず道は開けるのです。いまが不安でいっぱいだろうけれど、過去の成功を思い出し、自分自身を信じて、これからの人生を生きてほしいと思います。
引用：働く君に伝えたいこと

２．小さな成功をつくりなさい。そして自分で自分を誉めてあげなさい。

会社の経営でも、達成すべき大きなプロジェクトがある時、すぐには成果は表れません。しかし、チームのモチベーションを上げるには、すぐに成果が出そうなことにまず取り組んで、早い段階で小さな成功を上げることがとても大切です。
引用：働く君に伝えたいこと

僕は元々理系でもなく、プログラミングの知識もない中、RPAエンジニアという職業に就きました。

初めて現場で構築したときは、大枠は先輩に作ってもらい、僕にできそうな部分の構築だけを担当。

初めての構築が完了し、お客様に動かして見せたときに、お客様は凄く喜んでいた姿を見て嬉しく思いました。

先輩からも「三浦さんあってこその完成です」と言われ、「自分にもできる」と自信が付いたのは、先輩のフォローあってこそでした。

とにかく、一歩ずつ進むのです。
引用：働く君に伝えたいこと

３．君はいままさに、チャンスの土俵に上がっている

いまの仕事が忙し過ぎる現状を君は、ピンチととらえているかもしれません。
しかし、その時にこそ、ここぞと頑張って良い結果を出すと、自信や喜びが得られたり、人に認めてもらえたりするのですから、むしろチャンスととらえてほしいのです。
引用：働く君に伝えたいこと

「ピンチはチャンス」という言葉を、僕も恩師から教わりました。

僕もいかなるピンチのときも、頭の中では「これはチャンスかも知れない」と問いかけ、乗り越えてきた経験があります。

チャンスなのかピンチなのかは、物事のとらえ方次第なのです。チャンスだと思えばチャンスなのです。チャンスだと思って懸命にそのチャンスを活かそうと努力することがチャンスを自分のものにする方法なのです。
引用：働く君に伝えたいこと

不思議なことに、チャンスと捉え「どうやったらこの試練を乗り越えられるか」と考えると、今まで見えてこなかった道が開けることがあります。

そこで生まれた知恵こそが、今後一生自分の人生のためになる財産なのです。

人生はいつもいろいろな試練の連続です。自分が立ち向かう姿勢さえ見せれば、それはたちどころに人間的に成長できるチャンスとなります。
引用：働く君に伝えたいこと

◆ まとめ ◆

久しぶりに読んでも、ハッとさせられる学びが多かった作品でした。

続きが気になった人は、是非本書を読んでみてください。

働く君に伝えたいこと

ここまで読んでいただき、ありがとうございました！

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