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映画『キングダム 大将軍の帰還』王騎将軍と龐煖の一騎打ちシーン撮影裏に注目
2024年7月12日公開。映画『キングダム 大将軍の帰還』を鑑賞した。
今回でシリーズ最終章と聞いていたが、最終章にふさわしい最高傑作だった。
鑑賞した後の興奮が冷めないうちに、映画を観た感想をネタバレなしで紹介しようと思う。
作品情報
![](https://assets.st-note.com/img/1722153171123-MEgopHlAEb.jpg)
スタッフ・キャスト
監督:佐藤信介
キャスト:山崎賢人、吉沢亮、橋本環奈、清野菜名
山田裕貴、岡山天音、三浦貴大、新木優子
吉川晃司、髙嶋政宏、要潤、加藤雅也
高橋光臣、平山祐介、山本耕史、草刈正雄
長澤まさみ、玉木宏、佐藤浩市、小栗旬
大沢たかお、濱津隆之、田中美央、真壁刀義
萩原利久、佐久間由衣、村川絵梨
あらすじ
春秋戦国時代の中国。
馬陽の戦いで、隣国・趙の敵将を討った秦国の飛信隊の信(しん)たちの前に趙軍の真の総大将・ほう煖(ほうけん)が突如現れた。
自らを「武神」と名乗るほう煖の急襲により部隊は壊滅的な痛手を追い、飛信隊の仲間たちは致命傷を負った信を背負って決死の脱出劇を試みる。
一方、その戦局を見守っていた総大将・王騎は、ほう煖の背後に趙のもう一人の化け物、天才軍師・李牧(りぼく)の存在を感じ取っていた。
観た感想
今回の作品の主役は、間違いなく王騎将軍だ。
大沢たかおさん演じる王騎将軍が、“大将軍”の名にふさわしい活躍を見せている。
大沢たかおさんは王騎将軍を8年間演じ続けている。王騎将軍という役どころを掴めた瞬間は、一度も無いそうだ。
正解がない中で全力で近づこうと努力し、もがき続けて終わったと、インタビューで話している。
今回は特に、龐煖(ほうけん)を演じる吉川晃司さんとの一騎打ちのシーンの迫力が凄まじい。日本映画で、ここまで迫力ある戦闘シーンは観たことがない。
この一騎打ちのシーンを撮るために、大沢さんと吉川さんは5日~6日ぶっ通しで2人の戦闘シーンの撮影を続けたそうだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1722153311050-2Qh5m4McLz.jpg?width=1200)
見た目は同じ矛でも、軽い矛から重い矛を撮影シーンごとに使い分けていた。矛がアップで映るシーンでは、実際のジュラの刃を振って止めていたそうだが、先端だけで20キロもある矛を使用したとのこと。
重い矛は止めることが難しく、相手に当たることもあった。実際の武器ではないため大怪我にはならないが、痛みを伴う撮影だったそうだ。
このような背景が、あの迫力ある一騎打ちのシーンを、原作そのままに再現している。
激しい戦闘シーンもさることながら、全力で王騎将軍を演じる大沢たかおさんの鬼気迫る迫力は、劇場の大画面で体感して欲しい。
![](https://assets.st-note.com/img/1722153212449-FVYO77UCTg.jpg?width=1200)
また、今回から本作品に登場した謎多き大将軍、摎(きょう)を演じる新木優子さんに注目したい。
美しさはもちろんのこと、馬を乗りこなしながらの戦闘シーンを再現し、大将軍に相応しい強さを魅せている。
シリーズ4作品目で名だたる面々が揃う中、引けを取らない存在感があり、素晴らしい活躍だった。
まとめ
2019年に1作目が公開され、4作品すべて大ヒット作品となっている、キングダムシリーズの最終章。
NetflixやAmazonプライムで配信されてから観ようと思っていたが、映画館まで足を運んで観た甲斐があった。
日本映画史上に残るであろう本作品は、映画館で体感することをオススメする。
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