俳優事務所のレッスンで気づいた、自分を変える必要性
20代前半の頃の僕は、俳優事務所のオーディションに合格し、晴れて事務所所属が決定。
そして、所属俳優向けのレッスンがスタートしました。
1.ワンレッスン1万円
事務所のレッスンは月2回。
月謝は2万円。
ということは、1回1万円の割と高額なレッスンです。
それでも今まで経験した、入学金で70万取られるような事務所と比べると、良心的な金額に感じました。
レッスン内容もレベルが高く、為になることばかりでした。
2.映像で見る自分
レッスンでは基本、演技を撮影をして、撮影した映像を見ながら講師からフィードバックをもらうところまでがワンセット。
これまで舞台出演をメインとして活動していたので、自分演技を映像で見るのは久しぶりの体験。
舞台経験を積んだ自分がどう映るのか楽しみにしていたのですが、実際にドアップで見た自分はイメージと違いました。
目のクマがすごく、明らかに顔が疲れている。
昼夜問わずアルバイトをしていた結果、見てすぐ分かるレベルで顔に疲れが現れていて、到底人に見せれる姿ではないと、危機感を感じました。
3.普段の自分を知る
さらに宿題として「普段の自分の姿をカメラで撮る」という課題が出ました。
普段の自分がどういう立ち振る舞いをしているか、客観的に見て、自分を知ることが目的。
早速事務所仲間と飲みに行き、テーブルにビデオカメラを置いて、飲んでいる時の自分を撮影。
最初のうちは意識してしまいますが、その内慣れて、カメラの存在を忘れてしまいます。
帰って撮影した自分を見て、驚いたことがありました。
4.自分を見て
撮影した自分を見て気づいたこと。
それは、飲み会の席で一言も会話をしていなかったことです。
笑うか、相づち打っているか、リアクションを取っているだけ。
よく喋る人がいると、ついつい話を聞いてしまうのですが、まさか一言も話していないとは思いませんでした。
何を話して良い分からない。
話すタイミングが分からない。
飲み会がいつも面白くなく、終わると疲ればかり感じるのは、大勢の場で上手く立ち振る舞えないストレスを感じていることに気付きました。
5.まとめ
事務所のレッスンを通して、根本的に普段の自分を変える必要があると、痛感することばかり。
演技のレベルアップばかりに目がいっていましたが、根本的に自分を魅力的な人に変える必要があると想いました。
でも普段の自分を変えるって、何をどう変えたら良いか、分かりませんでした。
とにかく自分を変えようと、俳優として迷走しながらも突き進んでいきました。
続きはまた次回お話しします。
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