Vol.35 「信用」の種まき「感謝」という大きな花
顧客からの
「ありがとう!」
これは仕事人とっての最高の言葉だ!!
自分の仕事のモットーは「喜びを売る」こと
この言葉を聞きたいがために、仕事をしているようなものである。
だが、頑張って狙いにいっても、そう簡単にもらえる言葉ではない。
どうすれば「ありがとう」を引き出せるか?
それを考えるのが仕事の醍醐味の1つでもある。
■感謝されるためには?
「うちには悪い商品やサービスしかないから無理だ」
そう言う人がいる。
それは確かに一理ある。
商品やサービスは良いに越したことはないからだ。
だが、それらはあくまで手段としての「道具」にすぎなく、感謝の言葉を引き出すには「道具」を提供するだけではダメなのだ。
そこで考えてみてほしい
あなたなら、どんな時に相手に対し感謝を述べるか?
それは、
「困りごとを解決してもらった時」
ではないだろうか?
■素敵な感謝の言葉をいただきました!
そもそも今日は何でこんな話をしているのか・・・
それは、気分が高揚しているから!
数日前であるが、とても素敵な感謝の気持ちをいただいたからです。
「みろさんのおかげで助かりました!」
「ありがとうございました。」
誰にか?
顧客である医院の院長先生からである。
年齢は70歳近く、自分とはだいぶ離れているが、感謝のためわざわざ職場まで足を運んでくれたのです。
ちょっと専門的な話になります。
先生とは電子カルテを導入するにあたり、検査結果データ連携に関する打ち合わせを頻繁に行っていました。
「電子化した検査結果データの提供サービス」
これが職場がもつ「道具」です。
しかし、これだけを提供するのでは「本当の喜び」にはならない。ただ使えるようになっただけでは、その効果を最大限に活かせないからだ。
何をしたか?
「過去5年分の検査結果データを編集し、電子データとして提供した」
電子カルテ上で時系列データを参照できる事は、業務上そして受診者にとって多大なメリットがあるのです。それは、電子カルテを導入する大きな目的の一つと言ってよいものです。
しかし、過去データはのべ5000人ほど・・・実に膨大な数である。
5000人分の紐づけデータを作成することは正面突破ではほぼ不可能。
普通は「できません!」と言うしかありません。
しかし、自分にはそれをこなす技術がある!
「喜んでほしい!」
ただそれだけの気持で、普段の業務の傍らデータ編集に取り組みました。
時間はかかった(10時間くらい(;´Д`))
編集し終え、そして電子カルテの導入日に全てのデータのアップロードを完了したのです。
「感謝を伝えられた時は、震えるくらい本当にうれしかった!」
自分が「働くこと」をテーマにしている理由がお分かりであろう。
「働くこと」を楽しんでいるからです!
■そこに意図があれば「無駄な時間」なんてない
はたから見れば
「売上にも繋がらない仕事をして何やってんだ!」と思うに違いない。
確かに、その10時間は何の売上にも直結はしていない。
だがそんな事を言う人には
「仕事の真実を分かっていない!」と言いたい。
「仕事は打算的なものではないのだ!」
「仕事は、人と人とが織りなす感情によって動く生き物」
「自由気まま」という表現も付け加えると良いだろう。
良い感情を持てば仕事につながるし、逆に悪い感情を持たれればダメになる。
良悪の感情は時として入れ替わり、実際の取引として動き出すタイミングも分からないものだ。
突然声がかかる場合もあるし、3年後に予期しないタイミングで動き出すこともあるのである。
一見無駄かもしれない作業でも、信用が積み重なっていけば将来的に大きな仕事を生み出す可能性があるのです。
■「信用ゼロ=将来的な仕事ゼロ」
悪い感情を持たれれば「ゲームオーバー」です!
前述したように、「信用」こそがすべての仕事の種だからである。
だが仕事をしていれば、そんな事は常日頃からよくあるのではなかろうか?
ちょっとしたトラブルやミスから生まれた仕事上の誤解。
だが、諦めてはいけない!
「信用」はどんな状況からでも、確実に挽回できます。
自分にも幾度かそうした場面はありました。
「どう役に立てるか?」
「何をしたら感謝されるか?」
時間はかかってもよいのです。
お客様がもつ「悩み」にじっくりと向き合い考え行動してみましょう。
■最後に
「信用」という種はまいても、芽が出ないこともあります。
だが、その種は長い時間をかけ突然大きく花開くときもあるのです。
その花の名前は相手から見ると「感謝」、そして自分から見ると「喜び」と言います。
自分はその花を見るのが大好きです。
明日の種まきも楽しみだ!
「明日の種は、いつどんな花が咲くだろうか?」
ではまた次回(^^)/
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