銃で撃たれた僕の叫び(エッセイ)

 正直、私は銃が嫌いです。

 本物の銃より、オモチャの銃が嫌いです。

 本物の銃は、この日本で暮らしている限り、銃弾の痛みは受けることはないと思われます。

 そういう意味では、日本は安心な国と言えます。

 しかし、オモチャの銃は違います。

 オモチャの銃の銃弾は日本でも受けられる痛みです。

 特に小学校~中学校あたりで経験するのではないでしょうか?

 オモチャの銃の銃弾の痛みを。

 小学校~中学校の子どもたちは無邪気で、人が痛がることを喜んでします。

 そんな人ばかりではない、と思いつつも……そんな人ばかりな環境で育った僕は学校社会で銃弾の痛みを経験しました。

 田舎のお祭りで買った銃を僕の脚に向けて撃ったのです。

 ニタニタと笑いながら彼らは僕の脚に銃弾を撃ちました。

「オモチャの弾だから痛くないだろ? 痛いなんて思うのは弱虫だ。こんなことで先生に訴えるなんてするなよ?」

 僕は訴えることができませんでした。

 力なきものは力あるものにひざまずくしかないのです。

 ……これは、僕が経験した痛みではないですが、眼球にオモチャの銃弾を撃たれた方がいます。

 もちろん彼は視力が低下しました。

 撃った人は罪の意識がなく。

「眼をオモチャの銃弾で撃たれたくらいでオーバーだなあ」

 そんな無邪気に言う。

 あなたは銃で撃たれたことがないから、そんなことが言えるのでしょう。

 僕が、あなたを撃ったら、そんなこと言えなくなるでしょう。

 ……結局、あなたはわかっているのでしょう。

 僕は、あなたを撃つことがないと。

 そもそも、オモチャの銃、持ってないし。

 だから僕は本物の銃より、オモチャの銃が大嫌いです。

 ……しかし、ただ、暗い話で終わらせるのは、もったいないですね。

 ちょっと、いろいろ思うことを書いていきます。

 まず、気分を暗くする前に伝えなければいけないことがあると思ったからです。

 確かに僕はオモチャの銃で撃たれた経験があります。

 しかし、それはオモチャの銃の使い方を誤っている人たちの多い環境にいたからだと思うのですね。

 要するに使い方を間違えなければサバゲーを肯定できると思うのです。

 昨今、オモチャの銃を使った事件が発生しています。

 子どもに向けて撃つなんて、なんてことをするんだって思う……そんなニュースを知って、そういうことをする人たちがいるからこそ、僕はオモチャの銃をよく思いません。

 ですが、純粋にサバゲーを楽しむためには、こういう事件のことを忘れて楽しく遊びたいと思いますよね?

 純粋な遊戯としてのサバゲーをしたい。

 そう思いますよね?

 だったら僕が言えることは、ひとつです。

「守るもの」を装着していない人に銃を向けることをやめなさい。

 この一点に尽きます。

 とあるアニメキャラも言いましたよね。

「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」……と。

 これは、まさに格言だと思います。

 そして僕が一番、伝えたいことは「面白半分で撃つのをやめて」ということです。

 ……その反応が面白いものだとしても。

 相手がされて嫌だと思うことをしない。

 自分がされて嫌だと思うことをしない。

 だったら、やるべきことは……心にとどめておくべきことは、やはり「人に向けて撃つな」ということです。

 これさえ守れれば「守るもの」を装着して、おもいっきり遊んでください。

 読んだ人の気持ちを暗くさせてしまい、申し訳ございませんでした。

 ちょっと、こういうエッセイを書いたことで……僕の心のツキモノが取れた気がします。

 読んでくれた人には「気分を暗くさせてしまった」と思うのですが、たまにはエッセイを書くことで「心の毒を吐き出すことも必要なのかな……」と思うのでした……自己中ですけどね。

 読んでくれて、ありがとうございました。

 最後に、よきサバゲーライフを過ごしてください。

 僕はサバゲーをしようとも思えなくなるほど、あの痛みが忘れられませんが、純粋にサバゲーを楽しんでいる人の感情を摘み取ることは、したくありません。

 だからといって、このエッセイは暗いですけど……純粋なる感情に対して邪魔は、したくありません。

 なんとも言えないような、まとめになりますが、お読みいただき、ありがとうございました。

 ホントに余談でしたね。

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