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* こんな人生、認めたくなかった。 二〇〇八年三月、僕は高校を中退した。 中退…
* 「コーポ石畳」に着くと僕は洗濯物を洗濯機に入れてスイッチを押した。 そして部屋…
* ――翌朝。 僕はメールボックスを開いたが、彼女からのメールは一通も来なかった…
* 「よっ! カミツキ、お前告白したんだって?」 僕とトモエちゃんの噂はいつの間に…
* ――翌日。 僕はクチタニ君の写真を見せるために学校に来た。 もちろん勉強に…
* あーあ、またひとつ恋愛が終わってしまった。 僕は心の中で懺悔した。 次はど…
* 「コーポ石畳」にて、僕はクチタニ君に説教された。 僕の進路はたるんでると言うのだ。 僕は何発か殴られながら説教を受けた。 なぜなら僕の性格で普通の仕事は無理だと言うのだ。 だから薬剤師という大人しい職業を選んだ方が良いと言ってくれた。 「お前のような性格で普通の仕事が務まるかよ」と言った。 僕は彼の言うとおりだと思った。 薬学部のある大学に僕は受験することに決めた。 ごめんね、コウ君。 同じ大学には通えないよ。 そして僕はクチ
* ――クリスマスの時期が終わった。 思えば青春送ってないなあ。 高校三年生だ…
* 二〇一一年四月、僕は薬学部のある大学へ進学した。 本当はコウ君のいる関西の大…
* 二〇一二年四月、薬学部をやめて文系の学部へ文転した。 襲われやすかった大学の…
* 二〇一二年八月上旬、僕は再び編入をするために勉強をし始めた。 英語の単語帳に…
* 二〇一二年十一月中旬、僕は『ビッグ・マエストラ』という映画を見ようとチケットを…
* 二〇一二年十二月三日、僕はまた大学で聞いてしまうことになる。 今度は違う噂話…
* 二〇一三年一月四日、僕は新潟の小学校の同窓会へ赴くために、電車に乗って新潟へ向かった。 電車に乗っていても声が聞こえる。 「あの人は今、電車に乗って新潟へ向かっているんだ」 「ワタリさんとメールしているそうだよ」 「へえ、そうなんだ」 「新潟の同窓会へ行ったらどんな反応するかな?」 ……この状況……いつまで続くのかな? いい加減にしてほしい。 言われている僕の気持ちが分かるかな? 分からないだろうねえ。 陰でコソコソ言われている人の