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わくわく『東京改造計画!』

私はホリエモンが好きだ!
本を片っ端から読んで、YouTubeも全部見て、サロンにも入って...みたいな好きではなく、考え方とかハッキリもの言う性格というか人間性が好きなんだと思う。

終章で石原慎太郎の話が出てきて嬉しかった。
これまた大好きな人だからw
彼もまた外交面にしろなんにしろ思ったことを自分の意見でズバッと言い切っていた。
自分の考え方や意見をハッキリと言える人こそリーダーであって欲しい。

有権者やメディアの顔色ばっかり伺っている政治家、ホリエモンも書いていたが政治家であり続けることが目的になっている政治家が多いんだと思う。
そんな政治家を選んでいるのは私たち国民。もっとみんなが選挙に興味を持ち、今こそ本当にこの国をよくしようと思っている人を選ぶ時なんじゃないのかな。

『東京改造計画』タイトル見ただけでAmazonで予約。
表紙をめくっただけでカッコいい!

僕は、
どんな攻撃を受け、
反対意見にさらされようとも、
自分の言葉で提言を続ける。
自分の行動で証明し続ける。

そしてその次のページ、まだ序章にも入ってない前のページがいい!

僕は本当のことを言う。
僕は行動する。
僕は批判や炎上を恐れない。
いつまでも思考停止していてはダメだ。
現実を正しく見て、できることから始めよう。
今こそ、明るい未来のために、立ち上がろう。 堀江貴文

書いてることもカッコよければ、自筆のサインとモノクロの東京タワー界隈の夜景がこれまたいい!

こんな感じで表紙からちょっとページをめくっただけでワクワクしてくる本って良くない?表紙のホリエモンの顔がちょっと怖いけどw

大まかには次の通り。

序章  東京は政治屋たちの私物じゃない
第1章 経済
第2章 教育・社会保障
第3章 新型コロナウィルス対策
第4章 都政
第5章 未来の生き方
終章  今こそ明るい未来のために立ち上がろう

目次は各章それぞれの項目がまた小さく分かれていて、目次を見るだけでも興味深いものばかりだ。

第1章 経済のところは全部で15項目あったが、ホリエモンがいうとすぐに出来そうな気がしてくるから不思議だ。特に気になったことだけ書こうと思う。

田舎は渋滞も満員電車もさほど関係ないけど、ETCに関しては搭載を義務付ければいいのにと高速を使うたびにいつも思う。

「現金使用禁止」についてはコロナのおかげでかなり普及しつつあるが、PayPayが出来てから既に2年半。私は最初から愛用しているが、周りに勧めてもなかなか使おうとする人が少なかった。
3年前、中国からの留学生と一緒に仕事をしていた時、彼女は日本の現金主義にびっくりしていた。中国はほぼキャッシュレス決済らしい。
その時働いていた店の経営者はその話を聞いて、まだPayPayもメルペイもない頃だったが交通系とか中国人の彼女が愛用しているAlipayをすぐに導入した。
判断は素晴らしかったと思う。ここに来て未だに現金オンリーのお店もあるが問題外。

江戸城の話と足立区の話も興味深くおもしろかった。

第2章 教育・社会保障では9項目。
「授業のオンライン化もできない学校に教わることはそもそもない!」の一文を見てその通りだなと。
レベルの高い授業のできる有名な先生にオンライン授業を任せて理解力のある子たちはそっちで、理解できていない子たちは先生が個々について見てあげる例が書いてあったが、確実に落ちこぼれていく子が減ると思う。
学力レベルに差がある子たちが同じ教室で同じ授業でいいはずがないのだから。
伸びる子は自力でもどんどん伸びるので、学習に興味を持てていない子や理解が追いつかない子たちの底上げにオフラインで力を入れるべきだと思う。

そして...一番炎上しかねない「大麻解禁」についてw
本人も「暴論だと炎上するだろう!」と予測済みw
これに関してはいきなり乱暴な書き方だなとは思ったけど、要は自分たちの中に「常識」として刷り込まれていることを本当にそれが正しいことなのか思考を止めることなく議論しようっていう問題提起の一つなんだろうなと。
昭和が約60年、平成も30年、今は令和なのに、「常識」として刷り込まれていることは「昭和」のままのものも数多くある。
何でもかんでも新しいものだけがいいわけではないが、時代に合わせた考え方に変えていくことは大事だ。
「大麻解禁」は頭から反対するのではなく、自分の中の常識を取っ払って議論してみませんか?という提言の一つなのだと思う。炎上上等案件かなw
炎上することで普段考えない人も考えるだろうから。

第3章 新型コロナウィルスは2項目。
コロナに限らず言えることだが、情報が溢れすぎている今、山のような情報の中から正しいものを見分ける力、読み取る力を養う必要がある。
教育でもそう。ネットはいろんな情報があって危険だからと子供を近づけないのではなく、子供の頃から見極める力をつけることが大事だと思う。

「ウィルスを正しく恐れる」という基本に立ち帰ろう!と書かれているがその通り。
高齢者、持病のある人は別として、3密を避けてマスク着用だけ心がけていたらそんなに神経質になることないのではないかと個人的には思っている。

第4章 都政は6項目。
ここに関しては、地方在住なのでなんの関係もないと言えばないw
唯一関係する項目は「今こそネット選挙を導入せよ」。
常々選挙に行くたびに思うのは、誰が投票してもわからないじゃん!ってこと。
他県のことは知らないが、私の地元では届いたハガキを持って小学校の体育館に行くと本人確認など何もなく投票用紙をくれて投票できる。
私のハガキを誰かにあげても私の代わりに投票可能だ。おかしな話だな。
「政治家は自分を守る選択ではなく、世の中を前に進める決断をすべき」と書かれている。小池さんどうするのだろう。7月の都知事選楽しみ。

第5章 未来の生き方は5項目。
目次を見たときにめっちゃ気になったのが「妖精さん」のリストラ計画w
「妖精さん」って何?w
会社に来て仕事をするフリをしているポンコツ社員が「妖精さん」と呼ばれるらしい。知らなかったw

5章で書かれている自分たちがやるべきことは「労働」ではなく「遊び」。
遊んで遊んで遊びまくって没頭した結果として「ビジネス」になるってところは、現状国民全員がってなるとなかなか難しいだろうなと思う。
生活のためにやりたくない仕事をしている人も多いだろうし...
でもホリエモンが「僕たちはもう、食うためだけの仕事はしなくていい」というのなら、そんな世界もすぐそこに来ているような気もする。
やりたくない仕事はAIにやってもらえばいいんだし。

そうなったら何が大事かって、頭を柔軟にして趣味を多く持ち、楽しむ力を身につけておくことかもしれない。
自分のアプデが出来ていないと置いてけぼりになるw

終章はこれまたカッコいい!

政治家は大衆に媚び、メディアの顔色ばかり気にしている。
たとえどんな批判を浴びても、正しい決断、強い実行をしなくてはいけない。
まだ希望はある。
僕は何度転んでも、そのたびに必ず立ち上がり、前に進み続ける。
一緒に未来を作ろう。

都民のみなさんは全員呼んだらいいと思う。
私なんて都知事選のためだけに都民になりたいくらいw
今年の都知事選は最高のエンタメなのかもしれない。

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