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熊本遠征記

我らが横浜FC、2022年10月16日にJ1自動昇格を決めました。1年でのJ1復帰。
ただ、勝つことはできず優勝はアルビレックス新潟に決定。おめでとうございます。
その2日後、中村俊輔選手が現役引退を発表。
そんなこんなで迎える最終戦。熊本まで行ってきたのでひさしぶりにまとめたいと思いますよ。

いく?いかない?

そもそも最終戦は行く予定ではありませんでした😅
というのも、高2の下の子が翌日24日から修学旅行。さすがに無理だねーと。
んが。
だんなさんが
「日帰りでもいいなら、上の子とふたりでいってくれば?」
…と言い出し…
子どもとも相談の結果、行くことに…!
それが10月のあたま。
急いで飛行機のチケットを手配しました。
前日は子どもバイトだし、お昼ごろに熊本に着ければいっか、とさほど早くない便をチョイス(羽田までもそこそこ時間がかかるので、あまり早いと前泊せねばならぬ)。
このときは、まさかあんなことになるなんて夢にも思わず………。

2週間前

試合のチケットは2週間前に発売開始ということで。
ゴール裏の声出し席を確保。
このときは、まさかあんなことになるなんて以下略…。

5日前(10月18日)〜前日

16日、第41節の試合結果により、横浜FCは2位確定、自動昇格を決めました。その翌日には俊さん引退報道が出て、この日(18日)にクラブから公式に発表がありました。

16日の試合にも出場した俊さん。
23日の熊本戦にも出場するのでは??
とざわつき始めます…。
出場すれば間違いなくラストゲーム。
熊本戦のチケット売れ行きの勢いが増していきました。
予約制のシャトルバスもいっぱいになり、試合のチケットも当日券の販売を中止することに。

もちろんロアッソ熊本さんのホーム最終戦、初のプレーオフ進出ということもあったでしょう。
2万人近い観客数になりそうで、運営側のみなさんも大変だったと思います。

ここらへんで遠征組はちょっと焦り始めます……。
というのも、ロアッソ熊本のホームスタジアムであるえがお健康スタジアム、空港からは車なら15分ほどですが、電車を使うとなるとぐるりとまわりこむため1時間近くかかります。

ロアッソ熊本HPより

電車の本数は1時間に3本ほど。行きはともかく、帰りは…。
無料のシャトルバスに乗れるか?
タクシーはつかまるのか?
歩いたらどれくらい?
等々…。
コロナ前は帰りのタクシー予約サービスをクラブがやっていたらしいのですが、コロナ禍の現在はやってないそうで…。
不安が募ります…(心配性なんです…)。
そんな中思わずこぼれた心の声(ツイート)が予想外にバズってしまい、焦る焦る(;´д`)トホホ…

引用RTで「あそこであんなことが」「ここでこんなことが」等々、いろんな経験談が見られて、アウェイ遠征の大変さが垣間見えました(もちろんそれも含めて遠征の楽しさでもあるのですが、無事に帰れてこそいい思い出に変わるのです)。
「そこまで公式に丸投げするのか」
というご意見ももちろんありました。
自分で調べることももちろん大切。
でも限界もある。調べるのが絶望的に苦手だったりうまくない人もいる。それで諦めてしまう人も、きっといる。
……正解がある話ではないので、わかり合うことは難しい。けれどもそういう方ともちゃんと話ができたので、それは良かったかなと思ったり。

話を戻そう。

なにしろ初めて行くところなのでできるだけ情報を集めたかったのですが、おそらくあちらも予想外の出来事。
いつもの状況とは違うだろうなと諦めがついたのは前日でした。

前日になったらもうジタバタしても始まらないので…😅
ルヴァン杯決勝や、延期になったJ1清水vs磐田を見たり。

ネイルしたり(笑)
明日の準備をしておやすみなさい…。

当日(10月23日)

縦読みツイートをしてから出発。
空港までは2時間弱。

熊本着は12時すぎ


無事について出発ロビーで待っていたら、サポさんに声をかけられました。こちらはふたりそろってユニを着てたのでわかりやすかったんでしょうね。
(ちなみにほとんどの方は8時台の便だったようで、10時台の便にはサポは少なかった)
お一人の方は、「空港からのタクシー予約してたりしますか?」と。
やはり、人出が多いことを心配なさってるようでした。
「もしタクシー乗り場にタクシーがいたら押さえておきますから一緒に行きましょう」と言ってくださり、実際熊本空港のタクシー乗り場で待っていてくださいました。ありがたい…🙏

ほんとにいい天気で、ほとんど揺れることもなく。CAさんにエールをいただき熊本着。
前述の方のおかげですぐにタクシーに乗れて、15分ほどでスタジアムに着きました。
お互い名乗ることもしなかったけれど、ありがとうございました! 「またどこかでお会いしましょう!」と言って、ご家族と合流するというその方とはお別れ。

ホーム側の入場列はとんでもない長さ。
開場時間は早まったようですが、それでもどんどん列が伸びている感じでした。
アウェイゴール裏にふたり分の席を確保して、いざスタグル…と思ったけどどこもすごい列…。
子どもが馬すじカレーがいいというのでふたりでそこに並び、馬すじカレーと普通のカレーをゲット。

馬すじなしのノーマルカレー。辛い。うまい。

汗をかきながら平らげて再び席へ。どこもかしこもすごい列。暑かったので追加の飲み物もなんとかゲットしいざ試合開始。

試合

スタメンはこんなかんじ。

俊さんスタメン。
そして試合ハイライトはこちら。

「3点とられたら4点とればいいじゃない!」
をラストでやってくれた。
……いや、取られないのが一番なんですが……。
どうも熊本さんとは打ち合いになるな…。
試合詳細は割愛。もっと詳しい方のをご参照くだされば(笑)
たとえばこんな方のとか。

ちなみに3点目。
FKの位置取りで一番ファー側に立ち手を上げてたガブ。
なんとなく目が行ってて、「あ、これ、ガブやってくれるのでは」と本当にただの直感でずっとガブを見てた。
…マジでやってくれたよ…。

中村俊輔、ラストゲーム

キャプテンマークでコイントス
伝説の左足
ビジョンに映像。
ロアッソ熊本様ありがとうございます。
ロアッソサポさんからの弾幕。
クラブを越えて愛されたレフティ。

ロアッソ熊本さんはホーム最終戦で、当然セレモニーもあるのにその前に俊さんのため時間をつかわせてくださいました。
ビジョンの映像、サポさんからの弾幕、交代するときにもスタジアム全体から拍手。
本当にあったかい素敵な時間をありがとうございました。

この集合写真の後ろの方に、本当に小さいけど自分もうつっていることが嬉しい。
笑顔で送り出すことができて、本当によかった。

さあ、帰る…よ?!

空港からのタクシーで、念のため「帰りに来てもらうことは可能かどうか」を聞いたけど不可、とのことだったので、タクシーアプリを使うもやはりいない。無料のシャトルバスもいつ来るのやらわからないまま列は伸びていくので、早々に諦めて歩くことに。
とはいえ空港まで歩く気力はない😓
まずは最寄り駅となる光の森駅へむかうことにしました。
地図アプリによれば徒歩約40分。道はほぼ真っすぐで迷うことはなさそう。

夕日がきれい
川を渡る
ときどき飛行機が頭上を飛んでいく

かなりのロアッソサポさんが同じ方向へ歩いていく。ブルーのユニ姿もちらほら。
歩くことはもともとそんなに苦じゃないけど、大変なのは子どもの速度に合わせること(速いのだ😅)。
40分ぐらいのところを35分で到着。
時刻表を見るとあと10分ほどで電車がくるので、そのまま電車で空港方面に向かうことにしました。


豊肥本線 肥後大津駅
2両編成ワンマン電車

肥後大津駅から空港ライナーにのって熊本空港へ。19時すぎのフライトですが18時20分ぐらいに空港についてチェックイン&保安検査場もなんとか通過し間に合った…!

機内でつまむお菓子と留守番家族へのお土産を買い、やっとロビーに落ち着いたところで気づく。

いや、でも、同じ便じゃないだろ、とまだこのときまでは思ってました。
搭乗案内が始まって、自分たちのグループが呼ばれると…選手たちも…。え、同じ便なの??

先に乗っていた私。通路側の席でした。あとから選手やスタッフがどんどん乗ってくる。通路で止まる。
ヨモさんに「お疲れさまでした、ありがとうございました」と思わず声をかけてしまいました。
「ありがとうございます」と返してくれたあと、機内を見回して他にもサポさんが大勢乗っていることに気づいたようで。

そして、ネットニュースにもなったこの出来事

ほんとに貴重な経験。

定刻少し遅れての出発にもかかわらず、追い風のおかげで定刻より早く到着するというミラクル。

よれよれになりながらも日付が変わる前に無事帰宅。

まとめ


疲労感はハンパなかったけど、逆転で勝てたことと帰りの機内の出来事のおかげでいい思い出となりました。
次に行くことがあれば、ゆっくり泊まりで行きたいです。なんも観光できなかったので。
(熊本は震災前に行ったことがあるけど、復活した熊本城にはまた行ってみたい)
そして、空港とスタジアムをつなぐタクシーや臨時バスみたいなのが増えるともっといいなあ。


ぽつりぽつりと忘れた頃に更新するnoteでしたがお付き合いいただきありがとうございました。
来シーズンはJ1。行きたいスタジアムは数あれど、下の子が受験生になるしどれだけ行けるか…?
また忘れた頃に更新するかもしれませんが、そのときはぜひお付き合いいただけたら幸いでございます。

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