パティシエに向かない人
(ヘッダー写真)トップの青い花はロイヤル・アイシングと呼ぶ技法で。中身は苺と生クリームの、結婚記念日のために作られたケーキです。
ケーキにデコレーションをするときにクリームを塗っていく作業をナッペといいます。
「今まで何度も練習してきてようやくナッペのコツが分かってきた気がするワ」と、Sugargemcookies のなっちゃんは言う。
<パティシエ有賀の YouTube 製菓学校>で、ナッペについてもわかりやすく手ほどきしています。
パティシエの卵に必要なのは、上等なお皿の中央にちんまりと鎮座し一口で食べれそうなインスタ映えする高価なスイーツの作り方ではない。
さらに、オレのやり方見てろというだけで教えるのがヘタな師匠や、厳しすぎる先輩でもないよね?
有賀さんは、ありったけの製菓知識や、パティシエの裏技、お店を開くための心構え、ご自分の人生経験までを、出し惜しみせずに公開してくれている気がします。
下は<ひたすらナッペ>という題のレッスン画像。
「こー言うのもなんですが<一流>は難しいことを簡単にやって見せます。なのでやればわかりますが、難しいので、この動画をよく見て練習しましょう」などと、テロップで率直な本音を時々聞けるのも楽しい。
今やネットで独学できる時代。製菓学校の存在意義が問われている。
自分にある短い時間内でどれだけ効率よく技術を身につけられるか。
コンビニで美味しいスイーツを安く買え、パティシエの製菓作業すらAIが代行していく時代。
これからのパティシエは今までとかなり違う考え方をせーよ、お店を開く方法も考え直さないといけない、ってことか。
有賀さんはこうした持論にも説得力あるが、何よりも、せっせと両手を動かし実技を見せてくれるのがいいです!
ちなみに、彼がいう
<パティシエに向いてない人>とは
1.算数が苦手な人~レシピの計量や%には足算や割算が必要だから。
2. 作るより食べることの方が好きな人
3.何事においても雑な人
4.忍耐力のない人
5.パティシエに向いてないと他人から言われてあきらめる人
特に5は肝心らしい。1から4までは直せるが5はどうにもならないので。5が当てはまるならパティシエになるのは即刻やめなさい、って。
ノリノリは1から4まで十分身に覚えあるが、他人から言われてすぐあきらめる性格でもないのでひとまずクリアってことにいたします。
お時間ある人は動画をどうぞ(13分半)
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