山火事と動物たち
ヘッダー写真は、カリフォルニア州ヨセミテ国立公園の近くで起きた山火事から逃げる牛です。(2013年)
月曜にnoteから下の記事でクラッカーをいただきました。みなさんからたくさんのスキをいただきありがとうございます。
そこで今回は、山火事と動物たちについて、最新のニュースや専門家たちの分析をとりいれながら書いていきたいと思います。
まずは、悲しいニュースから。
9月15日付CNNによれば、8月に米南西部ニューメキシコ州の米陸軍ミサイル発射場や国定公園で、大量の渡り鳥の死骸が発見されました。その後も相次ぎ、州全体やコロラド州やテキサス州、さらにメキシコでも見つかり、その総数は数十万羽~数百万、いや、もっとかもしれないそうです。
大量死したのは、ウグイス科の小鳥、つぐみ、スズメ、クロウタドリ、タイランチョウなどなどで、学者たちが協力してそれらの死骸を詳しく調べる予定です。
目撃者によると、鳥たちは死ぬ前から様子がおかしかった。通常は木の上にいるのに、地面で餌を探したり昆虫を追いかけていたそうだ。
動けずに車にひかれる鳥が数多くいた。ゴルフ場ではツバメが地面にうずくまり、人が近づいても逃げなかった。
カリフォルニアなど西部の州で広がっている山火事が原因とも考えられる。山火事のために鳥たちが渡りの時期を早めざるをえなかったか。
渡りを始めるための準備期間が短く、十分な脂肪を蓄えられなかったので、途中で死んでしまったのかもしれない。
猛煙を避けて渡る経路を変えたり、煙を吸って肺を痛めた可能性もある。これから死因を解明するが、結果が出るまでに数週間かかるかもしれない。
1970年以来、米国では30億羽もの鳥を失い、昆虫も大幅に減少しているため、このような出来事はそれぞれの個体群にとって壊滅的な打撃だ、と調査研究にあたる教授は言っている。
先週、カリフォルニア州ビュート郡のオロヴィル湖沿いに噴煙が立ち昇った。(上の写真)先月に落雷から発生した火災が、強風に煽られ一晩で高まって大火となった。
現在こうした地域では大気の状態がとても悪い。コンコンと咳しても、果たしてコロナなのか、大気汚染でのどが痛いのか、わかりかねるだろう。
To be continued.
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