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子育て中フリーランスがやりたいことをするために必要なこと

こんにちは、漫画家/イラストレーターのタソです。
1歳と5歳の2人の子を持つママでもあります。

育児をしている方ならほとんど皆そうなんじゃないかと思うのですが、育児をしていると本当に時間がなくないですか?
幼稚園や保育園に行くようになってからは安定して時間がとれるようになりますが、それでも夜はなかなか上手に時間が取れなかったり。
土日や祝日のフリータイムは夜の寝かしつけが後に時間が取れるか取れないかというところにかかってきたりとか。

子どもが体調不良になって、保育園を休まないといけなくなった時なんて、それはもう大変です。
お仕事が回らなくなって、夜に無茶をして仕事をすることもあります。

というのも、フリーランスなので、お仕事ができるのは自分しかいない状況。
フリーランスの方は大体皆そうだと思いますが、自分が請け負ったお仕事を代わりにやってくれる同僚がいません。
なので、子どもがお休みで家にいるとなると、お仕事が予定通りに進まず、なんとか夜の時間に巻き返そうと頑張り過ぎちゃう。

そうして無茶をした結果、子どもの風邪も感染りやすくなったりして、結果自分も体調不良になった…なんてことも。

そんな時、どうすれば風邪をひくことなく、作業や好きなことをやり続けることができるのか。
私なりの方法をご紹介したいと思います。


子育て中フリーランスがやりたいことをたくさんするためには

子育て中フリーランスがやりたいことをたくさんするために必要なこと。
それはずばり「自分の限界を知ること」だと思います。

「自分の限界」とは、
・作業量
・体力
の二軸があります。

このそれぞれで限界を知っておくと、仕事を進めやすいです。

では、その作業料や体力の限界をどうやって知るのか。
私個人的には「普段から自分がここまでは行けるかなと思ったギリギリのところを攻める」です。

なんとなく「ここまでなら何とかできるかな」みたいな、ちょっとギリギリのラインって想像することができますよね。
常日頃からその「ギリギリのライン」を攻めて行く。
そうすると、「ここまで攻めたら何とかなった!」という時と、「ここまで攻めたら風邪を引いてしまった」みたいな、成功体験と失敗体験が積み重なっていきます。

それを繰り返していくことで、自分の「本当にここまでならやっても何とかなる」というラインの精度が上がってきます。


ギリギリを攻めるうえで大切なこと

大切なのは、「ギリギリだと思ってたけど何とかなった!」という成功体験を重ねること。
その経験が増えると、次はそれ以上の「ギリギリのライン」を攻められるようになります。
ここまで出来たから、じゃあ次はもうちょっと先まで行こう!みたいな。

そうやってギリギリを攻め続けていると、いつしか自分が最初に想像していたギリギリのラインというのが、どんどん上がっていくんですよね。

最初に想像していた「自分のこれ以上やったらヤバいギリギリのライン」が10だとしたら、その10を何回もクリアしていくうちに、いつしか「ギリギリのライン」が15になってたみたいな。

ギリギリのところを攻め続けていると、自分のキャパがどんどん広がってきます。
作業自体も「もう限界だ~!」というところに来ると、「じゃあどうすればこの時間内で完成させられるのか」と、今までと違う手を考えるようになります。

こうやって日頃からギリギリを攻めていくと、今よりももっと、自分の作業量も体力も広がっていきます。


ギリギリを攻める時の注意点

このギリギリのラインを攻めるときに、いくつか注意点があるのでご紹介します。

ギリギリのラインの設定に気をつける

この「ギリギリ」というのが、本当のギリギリではない設定にしておくということ。

どういうことかというと、例えば10日後の納期のお仕事があったとして。
作業自体は4日で終わるから、今はまだ余裕がある状態。
そういう、余裕がある状態の時に「ギリギリを攻める」ということが大切なんです。

何も4日あればできるからと10日後の納期のお仕事をしばらく何もせず、納期まであと4日になった時にやり始めれば良い!というわけではありません。

まだ残り日数10日がある時点で、4日あればできる想定だけど、3.5日で終わらせよう!と「自分でギリギリのラインを設定してみる」というやり方が良いです。

本当の納期ギリギリにすると、下手したら失敗したりイレギュラーがあったりして、納期に間に合いかねません。
そうするとお客様にも迷惑がかかってしまうので、あくまで「本来の納期ではなく、自己設定した納期のギリギリを攻める」という方法を取ります。


無理をしても無茶はするな

私の失敗談になるのですが、私は結構無茶しがちなタイプで、よくこれ以上やったらヤバいな…やりすぎちゃったな…みたいなことをやって、実際に風邪をひいたりしていました。

体調を崩してしまっては元も子もないので、決して無茶はせず「無理したらできるかな」くらいのところで止めておくことが大切です。

無理はしても無茶はするな。
これが鉄則です。


なぜ無理をするのか

なぜそこまで無理をしてギリギリのラインを攻めるのか?
そこまでやらなくてもいいじゃんって思う方もいるかもしれません。

でも一度考えてみてください。
自分の周りの人で「この人すごく頑張ってるな」とか「この人すごく成功されているな」という人を思い浮かべてみると、そういう方たちって結構無理をした経験があるんじゃないでしょうか。

過去に無理して自分のキャパを広げてきてるからこそ、成功されてるんじゃないかなって私は思うんです。

つまり、その人達のようになりたいと思うなら、無理をする時期も必要じゃないかということです。


無理をした先、どうなるのか

ギリギリのところを攻めて、自分の作業量や体力の限界を知っておくとどうなるのか。
それは、「どうしても受けたいなっていう仕事があった時に受けられるようになる」です。

何度も言っていますが、育児中のフリーランスって本当に時間がないです。
その時間がない中で、どうしてもやりたい仕事が来た時に、果たして受けられるキャパがあるのか。
泣く泣く断らざるをえなくなる…なんていう悲しい結果にならず、チャンスをモノにできるかどうか。

それって、「自分が無理をしたい時にどうすればいいのか分かってる」と掴めるチャンスです。

前はこうしてたから、今回もこうしてみようとか。
普段から無理をしていると、どうすれば受けられるのか考える力もついているから、思考を巡らせることもできます。

自分の作業量や体力というキャパが広がっていくと、できることって本当に広がります。
選択肢が1つしかない時って苦しいけど、選択肢がいくつかあれば「やりたい」を選べます。

その選択肢をつくるために、出来る時に無理をするんです。
そうすると将来、もっと出来ることが増えているはずです。


さいごに

色々書きましたが、「無理をしても無茶はするな。でもギリギリを攻めて無理をしろ」が、私の思う、子育て中フリーランスがやりたいことをたくさんできるようになる方法です。

心身の健康は第一。
自分がここまでなら心身ともに健康でいられ、かつチャンスを掴むためのキャパを広げていける!というラインを見極めていけたら良いと思います。

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