見出し画像

ひとりごと:葉桜がどうして好きなのか考えてみた【エッセイ】

桜の季節になり、葉桜を見る度に毎年思い出すことがあります。

昨日は誕生日だったので、ゆっくりとそのことについて考えてみました。
その結果長年考えていたものの理由が見つかったので、ここに記しておきます。

「葉桜が好き」

満開の桜も好きですが、それよりも私は、葉桜が好きです。

漠然と惹かれるものがあり、今までは理由を聞かれても「なんとなく」としか言えませんでした。

学生のころ、友人に「葉桜って汚いじゃん」と言われたり、「変わってるね」と言われことがありましたが、
私には何が汚いのか、何が変わっているのかが理解出来ず、不思議に感じていました。

「葉桜だって綺麗だし、普通の自然の営みだ」そう心の中で思って、口には出さなかったです。
その友人とは、そのまま疎遠になってしまいました。

(断っておきますが、この記事によって友人を否定するつもりはありません。そこは理解して頂ければ幸いです。)

「なぜ葉桜が好きなのか」

なぜ好きなのか、なぜ友人はそんなことを言ったのか考えた結果、

友人と私は、同じものを見ているようで、実は別のものを見ていたということに気付きました。

「現在」を見ていた友人

まず、友人は葉桜そのものの「現在」を見ての感想だったのだと思います。

少し茶色が混じった桜色の花びらと、若草色の葉。
その色の組み合わせが、友人は好みでは無かったのでしょう。

「未来」を見ていた私

私はというと、葉桜そのものではなく、その先の季節を、つまりは「未来」を見ていました。

春が終われば夏が来る。
夏が好きな私は、季節の移り変わりを感じることの出来る葉桜が好きなんです。

結論

考え事の結果、私は葉桜を通して、未来のことを考えるのが好きだと気付きました。
つまり、先のことを想像するきっかけをくれる葉桜が好きなんです。

その理由を今後人に話す機会があるかは分かりませんが、自分の中でようやく答えが見つかったので、気持ちはとても晴れやかです。

よろしければ応援して頂けると、とても励みになります…!頂いたサポートは、資料購入などの活動費にさせて頂きます。