三ツ木あずさ@ほのぼの系小説投稿

普段はブログを書いています。⇒あずさブログ(https://azusatabi.com) ほのぼの日常系小説「となりの敷地の神白さん」を連載中!※現在、腕の療養のため小説の更新を休止しています。

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となりの敷地の神白さん:第一話【天ぷら①】

あ、天ぷらだ。 と、会社帰りの私の鼻が感じた。 隣の敷地のキッチンから、ほんのりと甘い香りが漂ってくる。 おそらくサツマイモの天ぷらだろうか。 ああ、いいなあ。 漠然と、そう思う。 木製のテーブルに並んだ、ごはんに味噌汁、天ぷらに、おひたし…それを本当に他愛のないやり取りをしながら食べる家族。 そんな様子が想像出来、思わず頬が緩む。 あまり食欲が無かったはずが、良い匂いに空腹を自覚する。 私は今日、何を作ろう。冷蔵庫にうどんの麺が残っていたから、温かいうどんでも食べよ

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    • 今後の活動について

      お久しぶりです。 長らく小説の方を更新しておりませんが、療養のため、また暫く執筆することが難しくなったため、今後の活動について連絡致します。 ・活動名は「三ツ木あずさ」のままですTwitterで変更予定をチラッと宣言していましたが、現在行なっている活動(ブログや小説など)のものは、このまま「三ツ木あずさ」で続けることに決定しました。 ・理由(読み飛ばし可)「親しみやすい雰囲気で、且つかぶらない名前!」と、何となく考えた名前だったので、この機会に理由のあるペンネームに変更

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      • 【9月】近況報告とお知らせ

        ブログ・note共に、体調が落ち着かず約2ヶ月ほどお休みしていました。 今回は、近況報告兼お知らせです。 近況報告頑張ろう!と思えば思うほど病院に通う必要が出て来たりで、空回りをする悪循環に陥っているなあ、と9月に入ってからようやく自覚をしました。(遅い) それと同時に、「そういえば身内が亡くなってからそろそろ百か日だったな」ということを思い出し…。 「まずは根本を見直せ」と祖父が言っているのかな?と考えなおし、「はいはい、分かりましたよ~」という心境で、切り替えて作

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        • となりの敷地の神白さん:第九話【ジャスミン】

          となりの敷地の神白さん:第一話【天ぷら①】 前話⇒となりの敷地の神白さん:第八話【人形焼き】 寒い冬が過ぎ、そろそろ桜が咲き始める季節になった。 休日の昼間。自転車を漕ぎながら、あたたかい日差しを感じる。 花粉症の身としては複雑な気分だが、寒いのは苦手なので、嬉しいと言えば嬉しい。 アパートに到着し、自転車のカゴから、特売で購入した野菜が入ったレジ袋を取り出す。 ずしりと重さを感じ、買いすぎだかも知れないと若干の後悔に苛まれた。 「笹森さん、おかえり」 すると、

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          • 本来は6月から再開予定だった小説ですが、身内の不幸により、急遽また1ヶ月お休みをしていました。 ようやく執筆に向き合えるレベルに回復してきたので、今日から再開です! お知らせもせずに放置しており、申し訳ありません。 近々別の連載も開始予定なので、今後ともよろしくお願いします。

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            • となりの敷地の神白さん:第八話【人形焼き】

              となりの敷地の神白さん:第一話【天ぷら①】 前話⇒となりの敷地の神白さん:第七話【いとこ煮】 「そういえば、笹森さんってお隣さんの名前とか知ってるの?」 職場のお昼時間。 寿さんが、残り少なくなったカットレタスの袋を片手に、私に聞いて来た。 相変わらずの寝癖をそのままにした短髪は、毛先がはねている。 午後から商談なのか、今日はいつものパーカーでは無くワイシャツを着ている寿さんは、なんとなく新鮮に感じる。 「知ってますけど、どうしたんです?」 「いや、赤の他人にそん

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              • 先日お知らせをしてから、幸いなことに6月からの就業先が決定しました。 来月からは小説を更新出来そうです。 ただ、仕事先に慣れるまでは以下の日程に変更します。 【更新頻度を変更】 毎週土曜20時⇒隔週日曜13時 引き続き、応援して頂けると嬉しいです!よろしくお願い致します。

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                • 言葉の使い方は人それぞれで良い【エッセイ】

                  「コロナが落ち着いたら○○しましょう」という台詞は聞き飽きたので、もう使わないで。という感じのネット記事を見ました。 この記事を読んで、私は物凄くモヤモヤしました。 そして、「なんか無駄に思い悩む人がいそうだな」とも思いました。 ※今回は比較的辛口(毒舌)なので、苦手な人は自己責任でお願いします。 記事の超要約「コロナが落ち着いたら」ということは、遠回しに貴方に会いたくない、と社交辞令として断っている。という意見らしいです。 記事を読んで率直に思ったことまず一言。

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                  • 5月中の小説更新に関するお知らせ

                    いつも沢山の「いいね」やフォローでの応援、ありがとうございます! 私事で恐縮ですが、今現在就活に集中しなければいけない期間になり、毎週の更新まで手が回らない状況です。 ですので「毎週土曜日更新」という部分を、勝手ながら見直そうと思います。 楽しみにして頂けている方達には申し訳ないのですが、まずは一旦、自分の生活基盤を安定させることに集中したいと思いますので、よろしくお願い致します。 【更新日を変更】  毎週土曜日更新→不定期更新へ就活完了まで、一時変更 小説の代わり

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                    • アパートのシャッターが開かず、太陽の有り難さを感じた話し【日記】

                      タイトルの通り、アパートのシャッターが開かなくなりました。 1週間ほど前に業者さんに応急処置をして貰って、様子を見ていたんですが、やはり駄目だったようです。 つまり、2回目のシャッターからのストライキ。 「よし、今日も頑張るぞ~!」と、シャッターを開けて日の光を浴びる日課。それが無いと、やはりなんとなく不調を感じてしまうのが、人間の悩ましいところですね。 ボロいがゆえに安いアパートなので、シャッターを閉じたままだと、めちゃくちゃ寒い。しかも1階なので、底冷えの寒さが追

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                      • 騒音レディ:後編【短編小説】

                        前話⇒騒音レディ:前編【短編小説】 階段を上り、202号室の扉の前まで半ば引き摺るように女性を連れて行く。 肩を貸したときに焼き鳥の臭いがして、若干イラッとしたのは秘密だ。 「ありがとうございます……!」 そう言うと女性は、容量の得ない様子で「一体それに何が入るんだよ」という小さな鞄から、鍵を取り出す。 「いえいえ。じゃあ、私はこれで失礼しま……何してるんです?」 鍵を鍵穴に挿そうとしている女性は、手が震えているのか悪戦苦闘している。 「貸して下さい」 「あ、あり

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                        • 騒音レディ:前編【短編小説】

                          私、佐々木 麗(ささき れい)は単身用のアパートに住んでいる。 社会人5年目、23歳になった春に転勤を言い渡され、住み慣れた地方から、また別の地方へと引っ越して来た。 高卒で今まで実家暮らし。人生初のひとり暮らしに、慣れない環境。 実家で家事を手伝っていたので、その点は問題無かったし心配もしていなかったのだが、如何せん、土地が変われば人も変わる。 人が変われば、ルールも変わる。ルールが変われば、それに慣れるまでストレスを感じるのが人間だ。 しかし、職場でのストレスはまだマ

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                          • ひとりごと:誕生日と命日について【エッセイ】

                            私の誕生日は、親戚の命日でもある。 東北の4月はまだ寒くセーター必須なのだが、そんな寒い日の夜、親戚のおじさんは亡くなったらしい。 私は生まれてすぐだったので、顔も知らなければ、その人の性格も知らない。 ただ、「私の誕生日と親戚のおじさんの命日は同じ」という情報だけ知っている。 私にとっては「知らない人」なのだが、不思議なことに誕生日が来るたびに思い出す。 今回は、「誕生日が知り合いの命日、という人は生死を意識する機会が多くなるので、人生の質が上がる」という内容の記

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                            • ひとりごと:葉桜がどうして好きなのか考えてみた【エッセイ】

                              桜の季節になり、葉桜を見る度に毎年思い出すことがあります。 昨日は誕生日だったので、ゆっくりとそのことについて考えてみました。 その結果長年考えていたものの理由が見つかったので、ここに記しておきます。 「葉桜が好き」満開の桜も好きですが、それよりも私は、葉桜が好きです。 漠然と惹かれるものがあり、今までは理由を聞かれても「なんとなく」としか言えませんでした。 学生のころ、友人に「葉桜って汚いじゃん」と言われたり、「変わってるね」と言われことがありましたが、 私には何が

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                              • おはようございます。今日は、20時ではなく朝の投稿です。 ほのぼの系の小説が好きな人は、是非読んでみて下さい!

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                                • となりの敷地の神白さん:第七話【いとこ煮】

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