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初めてのケアパッケージ

いつも仲良くしてもらっている、きこぺんアロハさん。彼女はアメリカ在住で、その日常には私が真似してみたい“素敵”が沢山見つかる。その中でも最近特に「良いなぁ」って思ったのが、ケアパッケージ。

ケアパッケージ(care package)とは
食料品などを詰めた、家族や友人からの仕送り、贈り物のこと

きこぺんさんは、遠く離れて暮らす娘さんやそのお友達に、暮らしに役立つ、あるいは今必要な物を箱に詰めて贈られていた。また、日本に住むお友達からもケアパッケージが届く。ホントに小さな物の詰め合わせだけど、お友達の優しさに、日本への想いがますます募ったみたいだ。早く日本に帰って来られるよう私も願っています。“仕送り”というと少し日常的すぎるが、私はこのケアパッケージなる物を誰かに贈りたくてたまらなくなった。本来ならママ友との忘年会(クリスマス会)のプレゼントにしたいところだが、今は状況が許さない。娘たちに、というのもなんだかなぁ。

そうだ、毎日顔を合わせている職場の人に贈ろう。
ただ、これはクリスマスプレゼントとは少し意味合いが違う。というか、ケアパッケージらしい、クリスマスプレゼントとは別物にしたかった。私の中で、”クリスマスプレゼントというほどではないけれど、いつも仲良くしてくれている同僚に日頃の感謝を伝えるための物”と位置付けた。金額も張らない物。高価な物だと“お返し”というカタチで気を使わせてしまうだろうから。職場の中でも特にお世話になっている2人、どちらも女性。1人は無類のディズニー好き。普段使える物と、お家で使う物、あとちょこっとおやつとか、そんな感じが良いなぁと思った。

日本にはとても優秀な100均がある。まずはそこを捜索。普段使える物(ミッキーマウスのパッケージの除菌シートは2つで100円、クリスマス柄のお弁当カップ)とお家で使える物(チロルチョコを模した入浴剤)、あとラッピングバッグを購入。700円。おやつは雑貨屋さんで見つけた。小さいビスケットの袋(パッケージはミッキーマウスとドナルドダック)が4つセットで230円。これを1つずつあげて、残り2つは私のおやつに。それとおやつには飲み物が必需品であるから、紙パック入りのミルクティー、1つ100円。


以上、1人分500円くらいで出来た。ラッピングバッグの大きさもちょうどいい。初めてのケアパッケージだったけど、なかなかバランスが良いし我ながら可愛さもあるし、金額も予定通りだし、何より開けた時に「何だろう」って思ってもらえそうな、雑多な感じも良い。自画自賛である。

クリスマスプレゼントではないので、早めに渡そう。ただ、“ケアパッケージ”が何たるか、そこに詰まった私の想いを説明してからじゃないと、ただ単にこれを渡されたほうは、クリスマスプレゼントだと思うだろう。そう思って、まずは「ケアパッケージって聞いたこと、ある?」から始まって、私がこれをあげる理由を伝えてから渡す。2人とも驚き喜んでくれた。ただ、チロルチョコを模した入浴剤は失敗だったかも。「わ、チロルチョコだ。私、チロルチョコ大好きなんです」と言われ「あ、それ、食べられないから」と言うとちょっとだけガッカリされてしまった(気がする)。多分、口がチロルチョコを食べる口になってしまっていたのだろう。普通にチロルチョコを入れるか、普通の入浴剤にすればよかった。

もう一つ、私はケアパッケージに手紙を入れた。とにかく、これに関してはお返しやお礼をもらうのはなんとなく違うと思っていたから。なので手紙にはこう書いた。

『私へのお返しは“これからも仲良くしてくださること”です』と。

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