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縦書き横書き宛名書き


職場で封筒の宛名書きをよく頼まれる。宛名書きは苦手だ。まず住所にしろ相手の方の会社名や名前にしろ、間違いは許されない。集中力が問われる。たまにめちゃくちゃ長い住所や会社名があったりして、もうちょっとで書き終えるというタイミングで間違えてしまうこともしばしば。クソッ!やってらんねぇよ!!人に聞こえないくらいの声で呟く。自業自得なのに。

それからもう1つの苦手な理由は、縦書きだからだ。縦書きって真っ直ぐ書けない。私のおへそが曲がっているのだろう。真っ直ぐ書くために鉛筆で線を引く。線を引いたところで、字の何処を線に合わせて書けば良いのか。これについてはいろいろ試してみた。


1.字の真ん中に線がくるようにする。
2.字の左端に線がくるようにする。
3.字の右側に線がくるようにする。

1か2だな。右側を線に揃えるには一画めの位置から難しい。画数の多い少ない、横に広がっている字なのか縦に長い字なのか。かと言って、字の真ん中に線がくるようにするのも、同じ理由で案外難しい。


というわけで、字の左側を線に揃える2番が私的には正解。


封筒やハガキの郵便番号は機械で読み取るから書く位置が決まっている。長辺の上だ。となると住所などは縦書きするのが収まりが良い。郵便番号は横書きであるから、それに倣って住所なども横書きするのもアリ、宛名のタックシールは全て横書きになってる。縦書きのタックシールは見たこと無い。では郵便番号はそのままで、封筒を横にして住所などを横書きする、これもアリだ。社名が入った封筒等でこのパターンの物を見かける。窓が付いた封筒もこのパターン。


字は何故か横書きのほうが圧倒的に書きやすい。横書きで字を揃えるには字の下辺を揃えれば良い。同じ字を同じ人が書いても、縦書きと横書きでは書きやすさが違う。


これって私だけなのだろうか?


あとカタカナ。カタカナの会社名とかを縦書きにするのってすごく難しい。ローマ字もしかり。元々縦書き仕様ではない文字だもの。書きにくいに決まっている。そうかと思えば、文章を読む時は縦書きがしっくりくる。若者向けの小説で横書きの物があるけど、見ただけですごく読みにくそうだぁと思った。


これはやはり、学校教育が下地にあるのだと思う。国語の教科書は縦書きだった。他の教科はほとんどが横書きだったのに、国語だけが縦書き。昔の人の文章が縦書きだったからだろうか。


しかしこれがネットとかになると、横書きが書き易いし読み易い。noteもそうだ。


要は慣れの問題だ。日本語は縦書きでも横書きでもOKな言語だからこういう事が起こる。いっそのこと、国語の教科書も横書きにしてしまう?そしたら小説も横書きになっちゃう?それはそれでしっくりこないなぁ。



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