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猿橋賞をご存知ですか


先日新聞にある女性の記事が載っていた。ニュートリノの研究が評価され、この度『猿橋賞』を受賞した、という。‥ん?‥猿橋賞って何だ?私は不勉強なのでその賞のことを知らなかった、もちろん聞いたこともない。


調べてみると『猿橋賞(さるはししょう)は、第一線で活躍する女性科学者を表彰する日本の賞である。』とのこと。しかもこの方の研究が更に進めば、ノーベル賞も夢ではないらしい。本人いわく、まだ今研究は5合目だとか。それにしてもすごい女性がいたもんだ。同じ女性としてなんだか誇らしい。


‥と、そんなことを考えながらふと思う。


何故わざわざ女性だけを対象にした賞があるのだ?
男性の科学者だけが対象の賞なんて無いのに?


さっきまでの誇らしい気持ちが途端にモヤモヤに変わる。ジェンダーレスだのジェンダーフリーだの、こんな時代に女性だけに特化した賞だなんて。


‥とまた、ふと思う。いやそれは逆か。科学者のイメージでパッと浮かぶのはやっぱり男性。御茶ノ水博士とか、ドクとか。ノーベル賞の受賞者を見てもおじ様ばかりだ。


家事は女の仕事っていう考え方、差別がジェンダー。だとしたら、科学の世界は男の世界、っていうイメージもジェンダー。そこで活躍する女性科学者は男女差別なく実力を発揮している人だ。性にとらわれず自らが望む道に邁進しているカッコ良い人だ。

これぞジェンダーレスだ。


女性だけの賞と聞いて一瞬でもモヤモヤしてしまった自分の短絡さを反省しました。猿橋賞、素晴らしい。私ももっと勉強しよう。



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