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癒される不思議な話 8話 「黄金のお尻を持つ女」

体が亡くなっても存在感を放つ、愛犬ぷるのエピソードです。
ぷる中心の生活を約16年続けてきた我が家。今は夫婦だけで散歩を続けていますが、ときどき妙なことがあるんです。

犬を狂わせる謎のお尻

ぷるは生前、散歩中に他の犬に後をつけられることがありました。向かい側から来た子なのに、ぷるに会った途端、ぷるを追いかけて来た道を戻ってしまうということも。そして、困惑する飼い主さんw。

まだ同じ歩道にいるならいいのですが、道路を挟んだ向かい側の歩道で反応してしまい、
「あの子のところに行く!」
「離して!」
みたいな感じでこっちに来ようと必死になる犬も・・・。そんなときの飼い主さん、リードを引っ張って大変そうです(汗)。

テーマパークでドッグランに入ったときは、5〜6匹のワンコ集団がぷるのお尻に群がってついて来るという珍事件もありましたw

犬に大人気なぷるでしたが、本犬は犬が苦手です・・・w

いったい、ぷるのお尻はワンコ族にとってどんなことになっているのか、私と夫はずっと謎だったわけですが、実は亡くなってからも不思議なことは起こっています。



よく草むらでぐねぐねしていた、ぷるさん

体は無いけど一緒に散歩

ぷるがいなくなってからは、夫婦散歩を楽しんでいます。
ぷるが帰ってきたときのために、体力を維持しておきたいのも理由です。
これまで散歩中は入れなかった飲食店に一緒に入ったり買い物したり・・・。
「新しい体を手に入れてぷるが帰ってくるまで夫婦時間を楽しもう」
と、ランチ散歩やお茶散歩、買い物散歩を楽しむ私たち。

ところが、ときどき散歩中のよそのワンコが私たちに反応するんです。吠える子もいれば、
「ついていく!」
とばかりにリードを引っ張る子。はしゃいで騒ぐワンコまで。
ぷるが生きているとき、夫も私も単身で歩いているときそんなことはありませんでした。

「これは、ぷるが一緒にいるね!」
「ぷるが喧嘩売ってるんだねw」
そう言って笑っています。

家の中でもときどき気配があって、深夜にカサカサとマットの上を歩くような音がしたこともあれば、スースーと寝息が聞こえたこともあります。
「あれ、今ぷるベッドにいたよね?」
「あ、たまに一瞬見えるよね」
などと話すこともしょっちゅう。
陽気でおもしろいぷるは、今は体が無くなって「エアぷる」でヤンチャしてるんでしょうね^^
なので、私たちは意外に楽しく暮らしています。


移住後、ぷるとよく散歩した千本桜の川沿い


鼻に花びらをつけるのは、お約束w


偉そうに仲見世通りを行く、ぷるさん


仲見世でおやつをもらうぷる(これが目的かww)
今住んでいるのは田舎の観光地。名物ワンコになっていて、ぷるに会いにくる参拝者もいました。
ありがたい、そして、ちょっと申し訳ないな。




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