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*読了19冊目*『メンタル強め美女白川さん①』

『メンタル強め美女白川さん①』獅子著 を読んだ。

漫画である。
主役の白川さんはメイクばっちりめの美人で人当たりもよく仕事も出来る。自分をしっかりプロデュースしているタイプで男性社員の受けも良い。
同僚の女性たちからどんなにぶりっ子と言われようとも我が道を邁進する姿は、見ていてまぶしいくらいだ。

白川さんは「中々いないぞこんな人」っていう最強キャラなのだが、周りを取り囲む職場の仲間たちが「いるいる、うちにもいる!」という人ばかりな(というか、自分にも思い当たるふしがいっぱいある)ので妙に現実味があり身につまされる。

白川さんはどんなに陰口をたたかれようが、ネチネチ嫌味を言われようが、どこ吹く風といった感じなのだが、それはただ単に相手をスルーしているわけではない。

相手がどんなコンプレックスを持った上で自分にそういうことを言ってきているのか、それをも全部お見通しなのである。
見通した上で拒絶するのでなく、許す。
上から目線で許しているのではなく、共感して許しているのだと思う。
たぶん白川さんも根っからポジティブな人じゃなくて、色々なネガティブを経験し尽くした上で反転してポジになった人なのだと思う。
だから相手を理解した上で手離す。
しがらみの断ち切り方がやさしく鮮やかなのだ。
同僚の心の声で「白川さん 単なるぶりっ子に見えて実は悟り開いてんのね…」というのがあったが、まさにと思った。









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