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島那三月
2018年6月8日 01:04
夜のコインランドリーが好きだった。 金曜日の午前0時前のその場所には、何かの終わりと始まりの間にある特別な時間があった。そして、それには彼の存在も大きく関わっていた。 彼を知ったのは梅雨入りした関東に雨の気配がぼんやりとはびこる時期だった。洗濯機を持っていないわたしは週に一度、金曜日の夜に近所のコインランドリーを利用している。残業の多い仕事なので、どうしてもこの時間帯になってしまう。 彼は