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"どう伝えるか" より "何を伝えたいか" が第一歩

以前のぼくは、言いたいことを相手にきちんと伝えられず、誤解されてしまうことが多かった。

こちらの記事で書いた通りADHD的な傾向が強くて衝動的な発言をしてしまうこともあり、文章ならまだしもリアルタイムの会話は今もあまり得意ではない。

相手のことを「すごい!」と思ってパッと伝えた感想で、相手の気分を損ねてしまった経験もたくさんある。

よくやらかしたのが、女性の年齢に関する話題だ。当時は美容業界で仕事をしていたので、これはかなり致命的だった......。

よかれと思ってやったことで疎まれる経験も死ぬほどある。特に、前職ではそれでたくさん迷惑をかけてきた。自分はコミュ障なんだと思い、へこんだこともある。

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今日昔のメモ帳を見返していたら、とある言葉がふと目に入った。そんな感じだったぼくが、少しずつ変わっていくキッカケとなった言葉だ。

「“どう伝えよう" と考えるから、気持ちが伝わらないだよ。気持ちを伝えたいなら、まずは "どう伝えるか" より ”何を伝えたいか" 先だろ。

不器用なくせに、あれこれ余計なこと考えてるから、小手先でやりくりしてるように見えちゃうんだよ。

だったら不器用なりに、まとまってなくてもいいから伝えたい気持ちを素直に話す方がよっぽど意味があるんじゃないの?」

『気持ちを伝えたいなら、まずは "どう伝えるか" より "何を伝えたいか"』

本当、その通りだ。

当時は考えてもつかなかったが、今ぼくはWebライターになっている。仕事として文章を書く以上「どう書くか」「どう伝えるのか」はとても大切だ。

でもそれ以上に、「誰に、何を伝えたいのか」がまず第一なことは変わらない。

なぜこの記事を書くのだろう?
この記事で何を伝えたいのだろう?

このnoteは誰かにお金を頂いてやっている仕事ではない。でも文章を書く以上、誰かに何かをちゃんと届けられるものを書かないでどうするのだろう。

昔自分が助けられた言葉に、「おいっ!まさか忘れてないよなっ」と、いま一度声をかけられた気がした。

誰かに、何かを届けられる言葉を、丁寧に紡いでいこう。

― 2021.01.12. 充紀

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