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本格チャーシューの作り方|おうちで本格ラーメン屋・プロの味

「チャーシューのあるラーメン」と、「チャーシューのないラーメン」。

それは、「さんまのある焼き魚定食」と、「さんまのない焼き魚定食」くらい違う。

言いすぎ感はあるけど、ぼくはラーメン屋をやっている身として、それくらいチャーシューのことを大切に考えている。


フランス料理で言うところの

オードブル「アントレ」はつくね。
「スープ」 はスープ全体。
魚料理「ポワソン」はスープの中の魚介だし。
口直し「ソルベ」 はねぎ。
そして、肉料理「ビアンド」 がチャーシューだ。


お店では、食前酒として箕面ビール。

そして、デザートと食後の飲みものに、MISOプリンと宮出珈琲園のお茶たち。

みつか坊主でこのフルコースを一度楽しんだ人は、ほぼ100%病みつきになる。


ラーメンは1品でほぼ、フレンチのフルコース。

そして、その肉料理にあたるのがチャーシューってわけだ。


なので、新型コロナの影響でラーメン屋に行きにくい今だからこそ。

おうちでチャーシューを作って、あなたのラーメンにのせてあげてほしい。

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「みつか坊主」流・本格チャーシューの材料

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豚肩ロース肉 420g
チャーシューのタレ 50g
ビニール袋 1枚

ビニール袋は、ぜったいに破れていないものを使おう。

でないと、あとで残念なことになる。


ここで一点、「みなさん、ごめんなさい」なことがある。

大変申し訳ないが、タレは、みつか坊主の秘伝「チャーシューのタレ」を使わせてもらう。

このタレには、「箕面ビール」「かあちゃん味噌」が使われている。

なんとも贅沢なタレだ。


みつか坊主の秘伝「チャーシューのタレ」は、通販サイトで買える。

ぜひ、試してほしい。


そして、残念ながら、このタレの配合はお教えできない。(ごめんなさい!)


でもぶっちゃけ、おうちにこのタレがないとき、僕はおうちにある調味料を適当にまぜてタレを作る。

味噌、酒 、 みりん、砂糖、しょうが、にんにく。

極めつけは、ビールを少し。これで、チャーシューが格段においしくなる。

本当は教えたくない、プロの裏技だ。


他に、コショウやクローブ、カルダモンといったスパイスを効かせてもおもしろい。オイスターソースやウスターソースを入れてコクをだすこともできる。

自分の好みの調味料をあわせて、あなたオリジナルのタレを作ろう。


「みつか坊主」流・本格チャーシューの作り方

1)ビニール袋に肉をいれて、タレにつける

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ビニール袋は厚みがあったほうがいい。でないと、あとで残念なことになる。


2)肉をタレにもみこむ

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ビニール袋を破かないように、やさしく。愛情をこめて。


3)ボールに水にはり、その中で空気を抜いて、袋を結ぶ

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ビニール袋の中をできるだけ真空にする。

水の中でやると、空気を抜きやすい。


そして、結び目はしっかり結んでほしい。でないと、あとで残念なことになる。二回結んでもいいくらいだ。


4)炊飯器にお湯をいれて、肉を浸す

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このとき、結び目がお湯に浸らないように。


ビニール袋が薄くて破れてしまったり、結び目が甘かったりすると、、、

本当に、取り返しのつかない残念なことになるのだ。


炊飯器の蓋をあけ、お肉を取り出し、お湯につかったおそらくまっずいまっずいチャーシューの重みを感じたときの、その衝撃たるや。

みなさんにはそんな失敗は経験してほしくない。


5)50~60分、保温して完成

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動画では、1時間保温した。

ぼくはこれくらいレアなのが好きだけど、不安な方は、1時間以上保温してほしい。

ちなみに、長く保温すればするほど固くはなってしまう。

あなたの好みの火の通り加減、固さをみつけよう。


6)チャーシューとタレを取り出す

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ここで、タレを捨てないでほしい。

他の料理にガンガン使えるので。


7)切る

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断言しよう。

チャーシューは、薄ければ薄い方がうまい。


でも、薄く切るのはめちゃくちゃ難しい。

包丁は、事前に研いでおこう。

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お皿を使うと、気軽に研げる。


8)盛り付ける

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ワサビをちょいとつけて食べるのが、今の僕のおすすめだ。

夏は柚子胡椒がいい。

冬は塩のみがいい。


でも、チャーシューが一番輝くのは、ラーメンの上だ。

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チャーシューの作り方はYoutubeでも

いまさらだが、Youtubeに作り方動画を用意したので、みなさんにはそれを見ながら作ってほしい。

動画でみると、作り方が簡単すぎて、ずぼらさが際立つ。

炊飯器は、ずぼら調理の強い味方だ。


チャーシューをつかったアレンジ

チャーシューの使い道は、ラーメンだけではない。

チャーハン、ネギチャーシュー丼、は言わずもがな。米との相性はばっちりだ。


あとは、小麦つながりで、春巻きにいれたり、ピザにのせたり。

野菜ともあう。サラダとあえればボリュームがでるし、キュウリとあえればおつまみの一品になる。


でも、僕の一番のおすすめはステーキだ。

チャーシューステーキの作り方は、のちのちご紹介するとしよう。

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チャーシューは保存とアレンジがきく、めちゃくちゃ便利な作りおき食材。

さぁ、いますぐ豚肩ロース肉を買いに行こう。


最後にあらためて。チャーシューのタレのは、こちらの通販サイトで買えるよ。


おうち時間で、食卓を彩るおいしいおいしいチャーシューを作ろう。

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