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大切な人

その人の仕事に関して予期せぬ出来事が発生し、新たに検討し判断しなければならないことが出てきました。

それについてのやり取りの中で、こちらの担当者(わたしの先輩にあたる人)とその人との間で、行き違いや誤解が目立ってきたのです。

そしてある日、その件で先輩と上司が話しているとき、先輩がその人の評価を下げかねない言葉を口にしました。上司はその人のことをよく知らず、普段からよく連絡をとっている先輩の言葉をそのまま受け取ったようで、その場では、その人に問題があるかのような流れになりました。

わたしは、背を向けて仕事を続けながら、何とも表しきれない怒りや悲しみや悔しさが混じった感情が込み上げてくるのを感じていました。
その先輩は、基本、他人を褒めることがなく、何かにつけてダメ出しをする傾向がありました。
その人のことも、普段からちょこちょこ言ってはいたのですが、電話で2人が話してるのを聞いているとわりと楽しげで、まさかここに来て、一方的に責めるようなことを言うとは思わなくて、わたしはショックでした。

落ち着いて考えると、わたしは元々その人を知っていて、応援したいという気持ちがあったから、怒りが真っ先に出てきたのだと思います。「その人のことよく知りもしないくせに、勝手に決めつけないでよ!」と思った。自分がどれだけ知ってるかというと、それももちろん、あくまでわたし基準になってしまうけど。
もし、その人じゃなくて、あまり知らない人だったら、わたしも同じように先輩の言葉を鵜呑みにして、「そういう人なんだ〜」と思っていた可能性は十分あったと思います。

きちんと理解する前に、そんなふうに簡単に誰かを評価しているのかなぁと考え、自分自身も気をつけようと思いました。

話を戻すと、それは金曜日のことだったのですが、土日にかけてわたしの心は見事なまでに曇っていました。モヤモヤ、イライラ、シクシク…が、心に渦巻いていました。

そのとき、誰が何と言っても、わたしはその人の味方でいようと思いました。
その人にも至らないところがあるかもしれないからいつも100%かばうということではないけど、できることをしよう、と。

わたしにとって、大切な人だということに気づきました。そんな表しきれない感情を抱くことが、これまでなかったのです。

あっ、好きな気持ちが深まるのは、まだこれからです。愛おしさはたぶん、ずっとあるんですけどね。その違い、よくわからないですね。

今日もお付き合いいただき、ありがとうございました♡

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