自律自転する組織になっていくためのプロセスには、モヤモヤが欠かせない モヤモヤする機会をつくること
昨日は、3年間教育顧問と組織開発をさせていただいてる企業様のミーティング。
社員さんたちが、自分たちで会社を変えて行く、自律型組織に向かっての最終フェーズ。
1年目は、幹部からリーダーさんへ権限を渡しながらプロジェクトベースで動く。
2年目は、業務単位での内省と自論をつくる。
3年目は、あらたなリーダーさんを迎えて、経営理念をみんなの力でつくる。
その中で、普段考えないようなことをみんなで対話してもらってきた。
トップや幹部が考えている世界まで視座を上げてもらって対話する。
入ったばかりの新入社員と幹部がフラットに同じテーマについて、議論し、対話する。
今年は、自己に向き合い、自分を理解する。
そのセルフマネジメントの先に、未来があるということ。
仕事とライフを切り分けるんじゃなくて、ライフまで含めた自分、を考えること。
自分はどうしたいのか、どんな未来を生きたいのか。
過去から今、未来をそれぞれが語りあう。
自分を知り、一緒に働いてる人たちを知り直す。
自分の動機、価値観 ビリーフを知ること
相手の動機、価値観、ビリーフを知ること
とはいえ、
毎回、すっとんきょうに思えるワークをやってきてね〜、と事前の課題を出してるので、モヤモヤする〜、どうして今やってることがそこにつながるのか?と、すっきりしないことになる。
研修してよかったね、ではなくて、研修してない時が大切。
これってどういうことなんだろう、とチームで考えること。
対話の時間を持つこと。
自分なりに考えてみます、とか、みんな同じところでモヤモヤしてるんだ、とか、昨日のミーティングの時もそんな声があったけど。
これから先、どんなことがあっても、
のぞましい未来は何か
現状は何か
何が障害になっているのか
どう解決して行くのか
そのプロセスをまわすことが出来れば強い。
課題から入っちゃうと暗くなっちゃったり、
課題解決することが目的になるけど、
そうじゃなくて、
のぞむ未来から考える癖をつけてほしいな、と思うんだ。
そうとう遠回りをしているように思えたり、一見何の役に立つのか?ということをやってきたけど、遠回りに見えて一番早い。
トップがつくったミッションビジョンバリューを、みんながジブンゴトで考えて行動出来るようにするには、すご〜く時間がかかる。
経営理念を、インストールすることが目的になりがち。
でも、今は真逆をやってて、全社員で経営理念を作ることにチャレンジしている。
自分たちのマグマと繋がって
自分たちの言葉でつくる
そうすることで、血肉の通うものをつくっていく。
「パズルのピースを集めてるみたいな感じなんだと思って、やってみます」といってくれた。
わからないけど、やってみる。
「今までも自分がわからないことを、みんなでなら出来たから、みんなで考えてみます」
やってみる中で、チームのみんなの知恵を頼りにしてほしい。
わかりにくいこと
こたえのないこと
すっきりしないこと
そこに取り組んできた3年
モヤモヤする〜とみんながモヤモヤしつづけて3年
カオス耐性も随分出来てきたんだと思う。
現実は方程式じゃないから
これから先もいろんなことが起こるだろう
その時に、あの時あんな風にしてみんなでやったら出来た、と、積み重ねたことが効いてくる。
伏線回収の5月まで、モヤモヤしつつ、行きつ戻りつ、自分なりの意味を見出していってね。
人から与えられた意味なんて、軽すぎるから。
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