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行き詰まった時の対処法

母と対峙するのが辛くなり、自分自身の家庭にも調整が必要な問題が起きて色々と心身が疲れていた時に、ふと立ち寄った本屋で面白い書籍に出会った。

脳科学者の中野信子さんとエッセイスト他様々な活動をされている内田也哉子さんの共著だ。昔から樹木希林さんの言動、作品が好きで注目していて、お亡くなりになった後に出版された本も買ったこともあり、内田ファミリーについてはとても興味深くいつも記事などを拝読させてもらっている。

普通じゃない家族の子だった、というお二人の人生観や哲学、脳科学からの解説などが含まれていて、自分の中の混沌とした思考が解けた感じというか、いろいろな視点から物事を捉えるということが、いかに人生において光をもたらすかということを再認識できた。

内容は読んでいただきたいので、書かないでおくが、本の目次の中で特に面白かったものをいくつか抜粋する。

・アホウドリのカップルの三分の一はレズビアン
・樹木希林の結婚生活は生物学的にはノーマル?
・血のつながりは大事なのか
・選べるなら「会話のない親」より「喧嘩の絶えない親」
・幸せすぎて離婚した希林がカオスな裕也にこだわった理由
・脳が子育てに適した状態になるのは四十代
・脳は環境でモードが変わる
・親との葛藤が私をつくった
・幸せのカタチを微分で知る

最後の章で中野さんが書かれていた「脳科学から見た家族」もとても興味深く面白かった。環境の変化やテクノロジーの変化にこれから人間はどう対応していくか、子供たちの未来を考える上でも柔軟な考えをインプットしておくことは、この混沌とした社会を生きていく上で有効だと思う。

もし私と同じように家族の問題に悩まされている方がいたら、ぜひ読んでいただきたい一冊。最近ネットで本を買うことが多かったのだが、やはり店頭でふと出会う本もいいなと改めて思った。


読んでいただきありがとうございます。
今日も皆さんの心身の健康を祈っています。

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