今回は、全国のPOB会員男女1024人(平均年齢49歳)に、「牛乳の購入に関する」アンケートを2022年3月31日に実施しました。
毎日「牛乳」を飲む人は、3割以上
まず、「牛乳を飲む頻度」を尋ねると、「毎日飲む」(33.8%)で最も多く、「週に数回飲む」(24.7%)、「ほどんど飲まない」(26.9%)、「全く飲まない」(14.6%)という結果となりました。
朝飲むのは、1位「コーヒー」に次ぐ、2位「牛乳」
続いて、「朝に飲む飲み物」を尋ねると、1位「コーヒー」(67.1%)に次ぎ、2位「牛乳」(31.6%)となり、3位「日本茶」(22.5%)、4位「野菜ジュース」(14.4%)、5位「飲むヨーグルト/乳酸菌飲料」(13.8%)などの飲み物を上回りました。
牛乳の消費が高まる季節は「夏」
次に、「牛乳を飲む頻度が高い季節」を尋ねると、「夏」(76.3%)と最も多く、「春」(52.7%)、「冬」(50.9%)、「秋」(43.1%)と続きました。コメントからその理由や飲用シーンを紹介します。
購入レシートから、レシートが最も買われている季節を分析
最後に、会員が投稿した牛乳の購入レシートから、もっとも購入率が高まる季節を分析します。※月毎に会員のレシート枚数が異なるため、全レシート枚数に占めるレシート1000枚あたりの、牛乳レシート出現率で分析しています。
その結果、「夏(6月~8月)」が、レシート1000枚あたり、牛乳のレシートが28枚となり、レシートからも夏が購入率が高まることがわかりました。
「牛乳の大量廃棄」が回避するも、今も残る不安….
「生乳大量廃棄の危機」が昨年12月に世間を騒がせました。
背景には、長引くコロナ禍の影響で、飲食店やホテル・観光業界の業務用需要が低迷するなか、学校給食用牛乳向けの需要が冬休みでストップし、このままいけば需給バランスが崩れるとの見方が強まっていました。
この危機を前に、農林水産省の「NEW(乳)プラスワンプロジェクト」をはじめ、小売業界や乳業メーカー各社などは、「牛乳消費拡大キャンペーン」を展開。消費者や食品加工業界などの需要が急増した結果、生乳は廃棄を免れました。
これから夏に向けて、牛乳は需要期を迎えますが、現在も新型コロナウイルス新規感染者数は高止まりの傾向で業務用需要の見通しが楽観視できないことや、直近では、ゴールデンウィークが控えており、多くの会社や官公庁なども休みで社会経済活動が止まります。
そのため、牛乳の需要が一時的に大きく減るとも言われており、牛乳の需給バランスを維持するためにも、積極的に牛乳の消費を心がけたいものです。
まだまだ、牛乳消費キャンペーン実施中!
そんな中、生乳の生産量が年間で最大になる3月~5月にかけて、牛乳市場の活性化や、生乳の消費拡大を目的に、現在も牛乳キャンペーンを実施している企業もありました。
以下は一例ですが、ぜひこういったキャンペーンを利用してみてくださいね。
レシートと消費者アンケートで様々なトレンドを分析しています。
データに関してご質問等ある方は、お気軽にお問合せください。
https://www.sbfield.co.jp/contact/contact-corporation/
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