ミイラ展at国立科学博物館
2月23日に、またまた閉会間際に行って来ましたミイラ展。
・チケットありでも40分待ち
・連休中日のせいかカップル多し。
上野周囲の展覧会のラインナップ的にカップルで来るんだったらここかな?とは思うのですが、「早く家に帰りたい」と並びながら言うんだったら混雑緩和のために、さっさと帰れよぉ、おらぁ!(毒づく)
…さて、会場は、世界各地のミイラを地域ごとに紹介する形で展示されていました。
南北アメリカ
・特に南アメリカの高地は、乾燥低温の気候が向いているせいかミイラが多い。
・レイメバンバのミイラは体を折り畳んで紐で固定され、布に包まれてる。布にある顔の模様の刺繍が印象的。
→ミイラながら可愛げのある表情のせいか、グッズ化されてました
・遺体をミイラ化するのは、死んでから子孫を見守るため。先祖崇拝の一種。
エジプト
・やっぱりミイラといえばエジプトよね!
・ミイラ職人はアヌビス神のマスクを付けて、70日もかけてミイラ加工したんですって。お疲れ様です。
・エジプトのミイラは、魂(人面鳥のような姿でミイラケース内部の頭部に描かれている)が昼間、この世にいる場所と考えられていた。
・いろいろなエジプト神が描かれたミイラケースや、死者の書が描かれた包帯を見るのは楽しいですね!
・ネコやワニのミイラは有名ですが、ハヤブサやトキのミイラは始めて見ました。
ヨーロッパ
・ヨーロッパのミイラと言えば「世界一美しいミイラ」と呼ばれるロザリアのミイラかなーと思ったのですが、
多いのは、土葬されたり、殺人の結果として遺棄された遺体が泥のphによって骨のみが溶けたり、皮のみが溶けたりといった「湿地遺体」と言われるものらしいです。(今回の宣伝にシルエットでドーンと載ってたのも、骨が溶けて皮のみとなった湿地遺体)
・そんなわけで、ヨーロッパではたまたまミイラになっちゃった場合が多く、文化としてのミイラは多くないとのこと。
オセアニア
・多雨湿潤の気候がミイラ作りには向いてなさそうだけど、薫製方式でミイラを作っている部族がいるとのこと。そういやこの記事、ナショジオで見たなあ。
日本
・日本によくあるパターンは、土葬された遺体が死蝋化するか、即身仏になるパターン。ちなみに常設展にも、土葬されていた江戸時代の女性ミイラが展示されています。気になった方はそちらもご覧あれ。
・そんなわけで、本草学者がタンニンを含んだ柿の種(あられじゃない)をたくさん食べて「死んだらミイラになるぞ!」と言い残し、自らミイラ化したミイラは異彩を放ってました。
戦利品
このページにもいくつか紹介されていましたが
自分の趣味にまかせてエジプト神グッズをいろいろ買ってしまいました。
・ハンドタオル
・クリアホルダ
・バステト神のキーホルダー
・しおり(トト神、アヌビス神)→これは家族へのおみやげ
以上です!
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