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📖おまえじゃなきゃだめなんだ

強いタイトルに惹かれて手に取った本。
角田作品は少し暗い物語しか読んだことなかったので初めての恋愛系。

「おまえじゃなきゃだめなんだ」の短編もグッときた

学生の時に流行っていた携帯小説やSFチックな恋愛小説、ラノベなど
ウキウキと読んでいたけど、年を重ねることに手に取らなくなっていたな。

「おまえじゃなきゃだめなんだ」はキュンキュンというよりは
しっとり、ほっこり、淡い雰囲気の短編がたくさん。

「最後のキス」「幼い恋」「消えない光」が好きだった。

「最後のキス」と「幼い恋」はそれぞれの視点からの物語。
見栄を張って別れるという経験わたしにはないな・・・
振られる時も別れを切り出す時もいっぱいいっぱいで、思い出すのは
悲しい気持ちと疲れた気持ちと相手を思いやることのできなかった罪悪感。
恭子のように淡い思い出がある人もいるんだろうな。

「消えない光」最近結婚をしたから少しだけ気持ちがリンクした。
婚約指輪はいらない、結婚式も結納もしないと思っていたけど
指輪を貰って本当に嬉しかった。これから先も色々な局面で
指輪を見てプロポーズしてもらった時のことを思い出すかな。
大変なことを乗り越えたり、そのことを懐かしんだりするのかな。

他の短編も好きだったけど、この3つは特に印象深かった。
角田作品これからもたくさん読んでいきたい。



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