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男と女 似ていると言われれば…

「アヌーク エーメに似てるね。」って言われた1993年夏。「…⁈誰⁈」

今にして思えば、似ている人と言われた中で、最も嬉しかった人。女優アヌークエーメ。

言ってくれたのは、たまたまバイト先で出会った人。小柄で真っ赤なリップと白シャツ、ウェイブヘアが良く似合うオシャレな人だった。一緒にランチを食べた。キュッキュッとした食感のバジルシードのデザート。買い物に誘われたのは、彼女が今ハマっていると言った原宿のドルチェ&ガッパーナ。体にピッタリフィットした黒革のベストが私によく似合うと薦めてくれた。


アヌークエーメ主演映画『男と女』。1966年フランス映画。クルード ルルーシュ監督。

同じ寄宿舎に子供を通わせていたことで、知り合った今は独身の男女。男はレーサーで、危険の多い夫の身を案じ精神不安で自殺した妻がいた。女はスタントマンの夫を事故で亡くした未亡人。そんな2人の出会いと恋のときめきと戸惑いをモノクロ、カラー、セピアと微妙な色合いで撮影した映画。まるでオシャレな写真集を見ているよう。

クルードルルーシュ監督と言えば『愛と哀しみのボレロ』1981年公開。第二次世界大戦を生き抜いた人々の過去から現在の話。バレエダンサーがボレロを見事に踊るシーンで締めくくられた映画も思い出される。

どちらも音楽はフランシスレイが担当している。そして印象的な音楽使いをされている。私には映画内容より、音楽の記憶の方が鮮明に残っている映画たち。


『男と女』を思い出したのは、みた夢のせい。映画の男女の素敵なコート姿を着ていた。みた夢の男女も光の中コートを着ていた。

夢の中の私。手にあまる程の書籍を抱えて急いでいた。冬の日差しがガラス窓から差し込む駅階段やエレベーター付近。フラつく私が2度、3度と同じ男性に助けてもらった。

鈍臭い自分を恥じながら、チラリと覗いた男性がイケメン過ぎて、逃げ出すようにさっさとお礼を言って立ち去るのだが、ホッとしたら、またふらりと来て、後ろに倒れそうになった。また先程の男性に腰を支えられる夢。そして、その後また…

良い夢だな♪( ´▽`)♪私が倒れるなんて、まずない程に頑丈だけど…イケメン男子は背が高くて、仕立ての良いロングコートを着ていた。顔は良く思い出せないけれど、イケメンだった。そして私もロングコートを着ていて…

早速、夢判断。”助けられる夢” …助けて欲しい気持ちのあらわれ。困難や辛い状況から解放されたい気持ちのあらわれ。また、能力や努力不足を感じているあらわれ。”知らない人に助けられる”のは、理想の人のイメージを形にしている。信頼できる人に助けを求めましょう。…だって…

夢判断おそるべし。当たっています。


アヌークエーメ『男と女』を思い浮かべた時、真っ先に思い出したのはオシャレな彼女とバジルシードとドルチェ&ガッパーナ。

夢に出てきた私と誰かが真冬の日差しの中、見つめあったのも、『男と女』oneシーンが記憶の片隅に残っていたからかもしれない。「似ている。」と言われれば、何回もみてしまうもの。言われたのはただの一度だけれど…

歳を重ねたアヌークエーメも美しい。せめて、いつまでも美しいアヌークエーメにあやかりたい私がいる。











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