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受験生必見!現役東大生が教える「数学の部分点の取り方」3ヶ条!


皆さんこんにちは!
計算の申し子こと、現役東大生の永田耕作です。
 
共通テストも終わり、多くの受験生の皆さんは二次試験に向けて記述式の勉強をしていると思います。
 
そこで今回は、合格するために欠かせない「数学で部分点を取るテクニック」を解説します!
 
部分点とは問題を完全に解答できなかった場合に、解答の過程や途中までの内容に応じて一定程度もらえる点数です。
 
「△」で採点されることが多く、その点数は記述の内容やどこまで解き進められたかによります。
 
数学は特に部分点が多い教科で、答えに辿り着いていなくても考え方が合っていれば、配点の50%以上の部分点がつく問題も少なくありません。
 
実際に東京大学に合格した受験生でも、数学の問題を1問も完答することはできなかったけど、蓋を開けてみたら点数が5割以上取れていた、なんて人もいるほどです。
 
ドラゴン桜のマンガでも、完答にこだわり過ぎないように、部分点の大切さを強調しているシーンがありましたね。

今回はマンガの内容をもう少し掘り下げて、部分点の取り方を3つのステップで紹介していきます。この記事を読んで、数学の点数アップに生かしていただけると嬉しいです。 


①答案用紙は「アピール」が肝心! 

さて、最初のステップはズバリ、答案用紙での「アピール」です。
 
数学の解答を書くうえで大事なのは、問題を「理解する」ことではなく「理解していることを示す」ことです。マンガにもあったように、どれだけ完璧にその問題を理解できていても、答案用紙でそれが伝わらなければ意味がないのです。 

例えば、難しい積分の問題があったとします。 

「積分」とは高校数学で習う単元で、ざっくりといえば、関数の動きをとらえて、そこから得られる領域の面積を求める計算のことです。
 
この積分は計算結果が「0」や「1」などのシンプルな数値になることもしばしばあるのですが、その正解の数字だけが答案用紙に書かれていた場合、採点者はどのように感じるでしょうか?
 
仮に答えに至るまでのプロセスが正しかったとしても、それを理解してもらうのは難しいでしょう。
 
記述問題が苦手な人はとても多いですが、その理由は「自分勝手な思い込み」にあります。
 
自分が理解していることを、当然相手も分かってくれるだろう、と思い込んでしまって、「この値をXとおく。」などの前置きもなく新しい文字や記号をいきなり使ってしまったり、本来なら公式を用いた説明が必要な式変形を省略してしまったりするのです。 

その結果、自分は本当は分かっているのに、採点者から「わかっていないのではないか」と疑われてしまい、点数を落とすことになります。これは非常にもったいないですよね?
 
だからこそ、大事になるのは答案用紙の中での「アピール」です。
 
筆記型の試験は面接とは違い、採点者に口頭で説明することができません。面談やプレゼンバトル等であれば、資料に不備があってもそれを口頭で補足説明することができます。
 
しかし、テストはその用紙に書かれていることが全てで、書き忘れたことはどうやっても相手に伝えることはできないのです。
 
そのため、「このくらいは書かなくても分かるだろう」と思わずに
 
・自分で新しく使っている文字や記号が何を表しているのか
・何の公式や定理を使っているのか
・どういう理由で場合分けをしているのか
 
などといった解答の道筋をきちんと示すようにしましょう。 

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