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和訳問題を極めるコツは無限和訳!? 英語大好き早大生が和訳の勉強法を紹介します!


みなさん、こんにちは!
ドラゴン桜マガジン編集部の現役早大生、城本 亜里(きもと・あり)です! 

突然ですが、みなさんは英語の和訳問題って得意ですか?
 
大学入試の英語では必ずと言っていいほど出題される形式ですが、「難しくてキライ!」という人もいると思います。
 
入試レベルの英文って、文法も語彙レベルも高いものが多いですよね。
 
和訳問題では直訳だと点がもらいにくいので、英語の理解だけでなく日本語の表現力も必要です。
 
私も以前はこのような和訳問題が苦手でしたが、受験生の時にある勉強法で、和訳力だけでなく総合的な英語力がつきました。
 
その名もズバリ、「無限和訳」です!(笑)


・無限和訳とは? 

ちょっと大げさな名前をつけましたが、これはその名の通り、和訳の問題だけに特化したドリルをひたすら解くことです。
 
魔法のようなメソッドを期待した方、すみません(笑)
 
でも、英語の勉強に近道ってないんですよね。和訳が上手くなるためには語彙力だけでなく、文法の理解や構文をつかむ力など、色々な勉強が必要です。地道にコツコツと力をつけるしかありません。
 
私の母校では、英語の先生が様々な大学の英文和訳の良問を取りそろえてドリルを作成してくれていました。

全部で150問くらいありましたが、私はこれを何周もして、文法・単語・構文・意訳のコツなどをまとめて吸収していました。
 
そのおかげで総合的な英語力がつき、成績が格段にアップしました。
 
今回はそのドリルに載っていた実際の問題をいくつかピックアップして、どういう点を意識して勉強するといいのかアドバイスしていきたいと思います。

みなさんも自分の問題集などで実践してみてください! 


・無限和訳の勉強のステップ 

実際の問題に移る前に、私がやっていた勉強のやり方をお伝えしておきます。
 
気になるドリルの取り組み方はいたって簡単! たったの3ステップです。
 
①まずは構造分析
SVOCや接続語、修飾部分を分解・整理して、文の構造を把握する。特にVがどこにあるかに注意!
 
②和訳に取り掛かる
日本語として正しい文章にすることを心掛ける。そして読み返す(ここ重要!)。読んでみて意味が通らないものは点数にならないからやり直し。つまり、直訳だけではだめだということ。一度やってみて歯が立たない場合は、分からない語句を辞書で調べ、青ペンで書き込んでおく。
 
③解答と照らし合わせて自分の答えを見直し、先生に提出する
最後に解答と見比べながら、①で分解・整理した部分ごとにどう訳されているかを確認する。最終的な修正は赤ペンで書き込む。提出後、先生から返却されたドリルには、自分が見落としていた熟語や特殊な構文についてのメモが書き込まれている。たまに先生からの応援メッセージや激励の言葉も添えられていたりして、また一段とやる気が上がることもあった!
 
①は当然として、②と③は特に大事にしていた部分です。

急いで解いてさらっと解答を見直しても効果はありません。勉強したつもりで終わってしまい、ただ時間を浪費しているだけになってしまいます。

自分の答えを正確に見直し、実際の解答がどうなっているかを分析して理解する習慣をつけることがとても大切です。 

また、第三者の目で自分の解答を添削してもらうことも重要です。

自分で丸付けしていると、微妙な言葉のニュアンスの違いに気づかなかったり、「まあこのくらいの出来でいいか」と甘えが出てしまったりします。

私の場合は学校の先生でしたが、他にも塾の先生や和訳がめちゃくちゃ得意な友人など、周りの信頼できる人から客観的な評価をしてもらうようにするといいでしょう。
 
では、ここからいくつか問題を見てみましょう!


・語句のニュアンスの違いに注意!

こちらの明治大学の過去問には、大事な語句がいくつか出題されています。 

例えば、”take advantage of~”は「〜を利用する」と訳されますが、これは「(自分の都合のいいように)利用する」といったネガティブな文脈で使われることが多いです。 

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