~計算力を爆アゲせよ!④~ 計算の申し子・永田が教える「メイク10のコツと楽しみ方」
はじめに
皆さん、こんにちは!
計算の申し子こと、ドラゴン桜チャンネル塾長の永田耕作です。
今回も「計算力を爆アゲせよ!」というテーマでお話ししていきます!
計算のスピードアップが数学力の向上にも大きくつながるということは、これまでの記事でわかっていただけたのではないかと思います。
ただ、「計算が大事なのは分かったけど、その計算力を伸ばすには具体的にどうすれば良いの?」と思った人もいるのではないでしょうか?
そんな方のために、第2回からは「実践編」ということで、実際に計算力を鍛えるためのトレーニング方法を紹介しています!
まだ読んでいない人はぜひ読んでみてください!
第1回(計算のコツ)はこちら
第2回(100マス計算活用法)はこちら
第3回(素因数分解のコツ)はこちら
さて、今回のテーマは「メイク10」です。
と言っても「メイク10って何?」と思う人もいると思うので、まず説明します!
メイク10とは
メイク10とは簡潔に言うと、1桁の数を4つと、四則演算(足し算・引き算・かけ算・割り算)の記号を組み合わせて「10」を作るゲームです!
「メイク(作る)10」なので名前そのままですね。4桁の数字さえあれば頭の中でもすぐできるゲームなので、とても親しみやすいゲームだと思います。
『ドラゴン桜2』でも、数の暗黙知(考える前に感覚で計算の答えがわかる力)を鍛える方法の1つとして、メイク10が紹介されていましたね。
ではさっそく、1問やってみましょう!
「3」「6」「8」「9」という4つの数字と「+,-,×,÷」を使って、10を作ってみてください!
できる人は暗算で、少し難しいという人はペンとメモを使ってやってみましょう〜!
皆さんどうでしたか? これはメイク10の中では簡単な方の問題なので、素早く解けた人も多いのではないかと思います。
この問題の答えは、例えばこのような形になります!
「3+6+9-8 = 10」
これは非常にシンプルな足し算と引き算だけの形ですね。
ここで「例えば」と僕が述べた理由は、この「3,6,8,9」の答えには他にも様々な形があるからです。
「6×9÷3-8 = 10」
「3×6÷9+8 = 10」
これらも全て、このメイク10の答えになります。実は「3,6,8,9」の場合、似ているものも全て合わせると、なんと47通りもの解法があるのです!
みんなで同じ問題を解いたとしても、人によって解き方が変わってくるのが、このゲームの魅力の一つなのですね。
メイク10の面白さ、感じていただけましたか? 実はこのゲーム、多くの東大生が学生時代、あるいは今も含めて楽しんでいるものなんです!
東大生はみんなメイク10をやる…?
僕はこの記事を書くにあたって、自分でもメイク10をやりながら周りの東大生に「こういうゲームって昔やった?それか、今やってる?」というふうに尋ねてみました。
すると、みんな揃って「学生時代やってた!」と答えます。中には「今も日常生活でちょくちょくやっている」と答える人もいました。
これを聞いて、「東大生ってやっぱ変だな〜」と思う人もいるかもしれません。また、「そもそも日常のどういう場面でメイク10なんてやるの?」と疑問を持った人もいるでしょう。
ここからは僕の経験談も含めて、その疑問にお答えしていきましょう。
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