好きな会社の株を買え(『インベスターZ』第7話)
三田紀房による投資マンガ『インベスターZ』の連載を題材に、経済アナリストの森永康平氏(@KoheiMorinaga)が、投資・経済・お金についての理解を深めるコラム・Q&Aを連載する「お金の偏差値を上げるマガジン」 。(毎週火曜更新)
今週の『インベスターZ』第7話では、初めての投資でいきなり大きな利益を出した財前に対して、部長の神代が「投資の極意」について話します。森永氏によるコラムでも、投資を行う上で大切な心構えについて、深掘りしていきます。今回もぜひ、最後までお楽しみください!
『インベスターZ』第7話:「天才出現?」
(つづく)
第7話コラム:「好きな会社の株を買え」
経済アナリストの森永康平氏(@KoheiMorinaga)による、毎回の『インベスターZ』連載話を題材にした、投資・経済・お金についての連載コラム。気軽に楽しく読めて、「お金の偏差値も上がる」コラムをお届けします。
インベスターZは投資漫画なのに、これまでは麻雀の話だったり、お金の歴史の話ばかりで、あまり投資の話が出てきませんでした。しかし、第7話からついに投資の話が出てきます。
財前が投資部員として初めて投資したゲーキチ株が早々に値上がりし、3億以上もの利益を得ることに成功しました。
この成功はビギナーズラックとも言えますし、部長が冷静に説明していたように、株式発行数がそれほど多くないゲーキチ株に一気に30億円もの資金が投じられたことによって、それにつられて買いが集まって株価が押し上げられたということもあるでしょう。
しかし、財前がゲーキチ株に投資した理由を聞いてみると、とてもビギナーズラックという一言では片づけられないような話になっています。
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