批判を受けても落ち込まない方法

結論から言うと、N=1と考えることです。

N=1とは、統計学で言う母集団のデータ数のことですが、なにやら小難しいので、人間、つまりNINGENのNだと思ってもらえたら幸いです。

統計学では「データをどのくらい信頼するか」という考え方があります。例えば、日本人の平均身長を知りたくて、1000人のデータを集めた場合と10人のデータを集めた場合では、1000人のデータの方がより正しい平均身長がわかるはずなので、信頼度が高い。

つまり、データ数が多い方が正しい結果を得られやすいということですね。

逆に言えば「数が少ない方が信頼度は低い」ということでもあります。

そう、たとえ何か強烈に嫌な批判を浴びせられたとしても、それはたった1個のデータ数に過ぎないんです。N=1ですね。

同じことを言ってくる人が1000人いたらさすがに素直に聞き入れるべきかと思いますが、1人しか言っていないことを真に受けて、必要以上に傷ついてあげることはしなくていいんじゃないかってことです。

強い言葉を使われると、あたかもそれが多数派の意見に感じてしまいますが、それは声が大きいだけで、実は少数派、むしろN=1だった、なんてこともあると思います。

とはいえ、今の時代厳しいことを言ってくれる人は貴重です。N=1もいないかもしれません。N=1でも、中身があれば、自分が聞き入れるべきだと思ったなら、それでいいと思います。あくまでも「N=1の意見なんて信じる必要ない」って思える選択肢を持てれば精神的に楽だよね、というお話です。

なんにせよ、統計学はいろんな場面で考え方を増やしてくれるので、ちょっとかじってみるのはおすすめです。実際やってみると、いかにデータ数が大事かよくわかります。

あ、でもこの記事はN=1だから全然信頼性ないのでは…?

ここまで読んで頂きありがとうございます。

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