見出し画像

出世欲は無いのに、一度はマネジメントを経験してみようと思った理由


これまでの記事にも書いた通り、
私には「出世すること」への欲求はありません。

つい1年前までは、マネジメントへの興味も薄く、
自分に適性があるとも思えず(今でもそう)、

むしろ「なりたくない」と思っておりました。


それでも、今年に入ってからは

「一度はマネジメントを経験してみたい」

と、思うようになりました。

マネジメントの道を進むと決めた訳ではなく、
「一度は」経験してみたいという、

実に "都合のいいキャリアの考え方" です。

なぜそう思ったのか、何を得たいのか、
その後のキャリアをどう考えるのか等、
お伝えしたいと思います。


◼︎なぜ、マネジメントを経験してみたいと思ったか


繰り返しになりますが、
私には「出世すること」への欲求はありません。

"キャリア・アンカー診断" の結果からも、

私は組織の中で立場を上げていくことに
価値観の比重を置いていないことが分かります。
(=全般管理コンピタンスが低い。)

▼キャリア・アンカー診断の結果については、
    前回の記事もご参考ください。


では、
なぜマネジメントを経験したいと思ったか。

きっかけとなったのは、以下の2つです。

①マネージャー経験者からキャリア相談が増えた
②所属部署でのチャンスと周囲の後押しがあった


①によって、

私自身がキャリアアドバイザーとして、
マネージャー経験者からご相談を受ける際に、

「共感できる幅を拡げたい、深く理解したい」

と思うことが増えました。

そこで、"専門性を高めたい" という欲求
(=専門・職能別コンピタンス)が強い私は、

"自身のキャリアアドバイス能力を高める為" に、

「自分もマネジメントを経験した方がよい」

と思ったのです。


②については、

仮に個人の適性や実力、成果があったとしても、必ずしもマネジメントに就けるとは限りません。

個人の「やりたい」という意思や評価と、
組織構成のタイミングが噛み合うことは、

もしかすると貴重なのかもしれません。

有難いことに、そのチャンスがあることを感じ、
一度チャレンジしてみたいと思いました。


◼︎マネジメントを経験して何を得たいか

私がマネジメント経験を通じて、得たいこと。

1つは、先ほど記載した通り、

"キャリアアドバイザーとしての専門性を高める"

ということです。

今後も、マネジメント経験に限らず、
自身の専門性を高められるような経験であれば、
おそらく都度チャレンジしていくと思います。


実は、もう1つ得たいことがあります。それは、

"自身のマネジメント適性の有無を掴む" こと。

一度マネジメントを経験してみることで、

「意外と楽しめるな」という感覚や、
予想以上の成果が得られるかもしれませんし、

「やっぱり全然ダメだったな」かもしれません。

「試してみる」言うと
会社やメンバーに申し訳ない気もしますが、

全力でやってみないと、適性の有無も正しく
検証できないので、結果に拘る必要があります。

その上で、

・楽しく成果も出せれば、マネージャーとして
  もう少し頑張ってみよう。

・全然向いてないと思えば、プレイヤーとして
  専門性に磨きをかけていこう。

と、ここでも

"実に都合のいいキャリア選択" 

を、したいと思っています。


補足)キャリア・アンカーの推奨年齢

私のキャリア・アンカー診断結果では、
マネジメントを目指す価値観は低めでした。

これは、まだ経験していないことに対して、
今のイメージで回答した結果でもあります。

ですので、マネジメントを数年間経験した後は、
異なる結果が出る可能性もあります。

キャリア・アンカー診断の設問は、
ある程度の社会人経験を積んだ人の方が
より明確に回答することができますので、
特に「30代以上の方」の利用をお勧めします。

「若い頃に受けた」というミドルの方も、
改めて受けてみると、新たな発見があると
思いますので、よろしければお試しください。

▼ご参考:前回の記事で、キャリア・アンカーを
  無料で診断できるサイトを紹介しております。


◼︎その後のキャリアをどう考えるか


さて、マネジメントを経験することができれば、
その後のキャリアはどう考えるのか。

前述の通り、

・楽しく成果も出せれば、マネージャーとして
  もう少し頑張ってみよう。
・全然向いてないと思えば、プレイヤーとして
  専門性に磨きをかけていこう。

と、実に都合よく考えています。

私自身、

「40歳くらいまで」に、
「大まかなキャリアの方向性を決めたい」


と、考えております。

マネジメントか、スペシャリストか、

またはその両方なのか、

あるいは、全く別の道なのか。

今はまだ決めておりませんが、

ひとまず40歳位を目安に、その時の自分にとって理想的なキャリア選択ができるよう、

"都合のいいキャリア" の1つとして、

「一度はマネジメントを経験してみよう」

と、思った訳です。

そこから、また次に目指すキャリアを
考えていけばよいかと、思っております。

◼︎まとめ

"都合のいいキャリア志向" を持っていると、

一見、
「マネジメントに挑戦=バリバリ上を目指す」

と捉えがちであったり、

「自分の強みを活かせないんじゃないか」

と二の足を踏んでしまいそうなことも、

「自身の価値観である "専門性を高める" 為の
   1つの "ステップ" である」

と捉えて、チャレンジできたりします。

それが成功しようが、失敗しようが、
そこで得た "感覚"  "気づき" 

実体験に基づいた "納得感のある材料" として

またそこから、
その後のキャリアを考えることができます。




必ずしも
「キャリアのゴール」を決めて走る必要はなく

"自分が仕事をする上で大事にしたい価値観"

に基づいて、

"その都度、都合よく選択していけばいい"

そんなスタンスで、ご自身のキャリアを
考えてみても、いいのではないでしょうか。


本日もお読みいただき、
ありがとうございました。

みたしん

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?