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自己実現と成長ポイントは自分で作れる。

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まえがき

9月10日~11日にNASAプロジェクトの一環で、アイデアソンが行われた。アイデアソンは、8月から1か月半、インターン生が小高の課題点をいろんな手段を使ってリサーチ。そのリサーチ結果から、解決策となるビジネスの種を、ワークショップやチーム作業、大人への壁打ちを通して見つけるといったもの。

アイデアソン参加の背景

小高に足を運べるだけでなく、インターン生が掘り起こしたリサーチをもとに、小高の課題を3領域(経済・福祉・教育)横断で知れること。
さらにその課題の解決策を仲間や小高に住む大人と一緒にアプローチしていける点が楽しそうと思ったから参加した。
 私は、このインターンにぎりぎりまで参加しようか悩んだものの、自己成長より体調面の不安が勝ってしまったので、参加を見送っていた。
だからこそ、今回インターンに参加していた3人の学生に会いたかったのもある。
 8月10日に小高に遊びに行った際は、インターン生がお休み期間だったので会えず、運営のりあなさんに「アイデアソン参加してよ~」と言われていたのもあり、行くことにした裏もある。

ただ、ビジネス・経済に関しては知識が高校の政治・経済で止まっているのでないようについていけるか不安はあった。

0日目(9月9日)

当日の始発電車だと負担が大きいと考え、前乗りすることを決意。3月にNASAプロジェクトでいただいた副賞を利用し、小高パイオニアヴィレッジに宿泊した。

 ↓出会った人たち↓
 いわき駅では吉田幸希くんと合流し、車内でたわいのない会話をした。
 小高駅の駅舎ではずっと会いたかったそいちゃんに会えて、
    新聞の記者さんもいた。
    小高産業技術高校卒(同学年)の男の子が駅舎に遊びに来た。
 パイオニアヴィレッジではガラス職人のぴんちゃんと世間話。インターン生かな?と思う人たちもいた。

夕方には、大熊町でキウイの再生に取り組んでいる学生団体の方https://instagram.com/kiwi_saisei_proje?igshid=YmMyMTA2M2Y=が小高パイオニアヴィレッジを訪問していたので、一瞬すごい人になったがとても賑やかであった。


この日は移動で8時間を要したので、気づいたら寝落ちしていた。

1日目(9月10日) 始まる前

いよいよイベントが始まる、を前にイベントの準備を手伝った後、近くにある浦島鮨でインターン生や参加者とお昼ご飯を食べた。イベントを前に、昨日から会いたかったインターン生のことを知れたり、小高ワーカーズベースのインターンに参加したきっかけを聞けた。
やはり、小高に繋がりのある大人からの紹介が大きいようだったが、中には自分で地域に繋がりたくて調べたら出てきたという猛者も。
浦島鮨に行けたことも感動したが、始まる前にインターン生と距離が少し縮まったことがうれしかった。

浦島鮨 中握り1500円

始まってから

参加者の自己紹介や今回のゴールを共有されたのち、まずはインターン生が1ヶ月かけてリサーチした課題の概要を発表していた。以下、資料から課題点を抜き出す。

地域教育:習い事や部活、ロールモデルや養成のなさ
     スクールバスの持続可能性
                  保育士不足や児童の放課後の預かり場所の少なさ

提言:馬場真輝さん

地域福祉:小高区を東部、中部、西部に分けて、
     居住面、交通面、地域コミュニティの観点から高齢者の孤立や
     生活の質の低下につながっているのではないか。

提言:吉田綾乃さん

地域経済:現在南相馬市で発達する蚕業は建設業と電気業であるが、
     ピークアウトや脱炭素化により衰退していくと考えられている。
     マクロ・ミクロの両面のアプローチが必要であり、
     受け入れられる風土や文化を作る必要があるのではないか。

提言:川上優馬さん

私はこの課題を聞いたときに、
教育と福祉の課題は小高に限らずどこの地方でも同様な課題を抱えているのではと思った。身近な問題点であるだからこそ、考えやすさはあっただろう。経済に関しては内容を理解するのに必死であったが、南相馬の現状を踏まえたものになっていることはわかった。3つを通して思ったのは、小高に限って言えば、若者の人口が起業家や地域おこし協力隊の誘致により増えているが、地域住民に響いているか・還元があるのかと言われると微妙であるということ。一度、人口がゼロになった町の復興はどれだけ人の活気があっても消えては行かないことを思い知らされた気がした。

課題をもとに、起業家教育を行っている吉川佳祐さんのワークショップへと駒を進めた。このワークショップでは、チームで意見を出しあうのをメインに、
課題発見
→テーマにする不を決める
→Miroを使った原因分析
→解決策考案
→壁打ち

上の3つについて一連の流れを行ったが、私のチームは地域経済であったので、上の流れをもとにしたMiroを参考に貼っておく。

なぜなぜ分析

これは地域経済の課題から、地域内企業の事業承継の風土が整っていないという不をテーマに掲げ、なぜなぜ分析をしたもの。
※事業承継:事業継続のために、事業に関するすべてのことを次の経営者に引き継ぐこと。
例)〇代目店主などは親族内事業継承である。
小高では、事業を継続させたいが、店主の高齢化や継ぐ人がいないことを理由に閉めてしまうお店もかなりある。そこに目を向けたのが、若い起業家と継ぐ人が決まっていない高齢の経営者である。ただ、経営者の方がセミナー参加などを嫌う様子があるので、認知度の向上も含めたものを考えなければならない。
本当に難しかったが、壁打ちやチーム内交流で事業継承について意見を深めた1日目となった。

夜に永遠と大切な会話をしていたのだが、ここは長くなるので次のnoteにまとめるとする。

2日目

2日目はひたすらチーム作業。午後に2日間の集大成としてビジネスの種の発表が待っているため、みな熱量が違った。
小高の空気は9月なのにとても涼しく、外での作業がはかどった。

小高パイオニアヴィレッジ入口の椅子

結論、経済についてではなく、教育について提言した。詳しいことはここでは書けないので、飛ばすが、どこか1つの課題を少しでも良い方向にもっていくと、ほかの課題も自然と繋がっていくことが、3チームの発表から分かった気がした。

2日間を通して

この2日間で私が成長したと思えたポイントはつ。
1つは、もの事をいい面でしか見れていなかった、と反省できたこと。
一言でいえば、小高の課題から目を背けていたというか、
滞在中に不便だな、と思ったことを私なりの解釈でしょうがないと思っていたこと。(この不便さも含めて小高っていいなって思っていたのもある。)
私は今まで、小高はおもしろい大人や人同士のつながりが濃くて、移住者にやさしいところが一番いいと今まで言っていたが、それは小高という土地が一度震災によって人口がゼロになり、今小高に住んでいる人みながいいかえれば帰還者であり移住者であるからだ、自分たちもその立場を経験していると考えた。
話を戻すが、例えば、電車が2~3時間に1本でも、この不便は地元住民の人からすると、かえって負担になりかねない。
物事には、いい面も悪い面もあることを改めて思い知らされた。そして、小高をはじめとする浜通りは課題だらけで発展途上であると思った。

2つ目は、大人との対話である。私は今まで、いろんなコミュニティに足を運んだが、その多くは同世代である学生がやっているものであった。NASAプロジェクトも16歳~29歳と幅はあるが、参加者の多くは学生であった。今回の参加者は社会人経験が豊富な人が多く、小高でなんでもやっちゃうような大人の方もいたので、ファーストコンタクトを取りに行くことに若干の難しさもあった。チーム作業でも、社会人の作業効率についていけなかったり、率先してファシリテーターになり話を振ってくださったりなど、今の私からは到底できないことを気づいたらやっていた。
 そんな面を見て吸収してきた私は、2日間でいろんな大人にもまれながら、視野や話術、プレゼンスキルを勉強できたと思えた。
 
政治は好きだったが、経済分野には苦手意識があったので、今回経済のチームに入れて本当に大変だったけど、楽しかった。
が、2日間とも受け身になってしまい、自分から発言したりなどの主体性に欠けていた人になっていたのが後悔だったので、アイデアソンをばねにまずは行動したいと考えている。

2泊3日の小高小旅行、自分には刺激になることばかりでパンクするんじゃないかとも思っていたが、日常生活では得られない刺激を得られたので、本当に言ってよかったと思っている。

おまけ

帰りは少し早く出て、特急ひたちの停車駅である浪江駅の近くにある道の駅なみえを訪問した。ラッキー公園も見れたり、日本酒の数々、復興が少しずつ浪江を見てきた。

将来のビジョン


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