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吾輩は「青春」という“言葉”が嫌いである


どうも、みすたです。

一人称をなぜ吾輩にしたのか謎です

ええい、ノリだよノリ!

さてさて今回は少し攻撃的なタイトルですが、常々思ってる事を吐き出します。

皆さん、どのような青春時代を過ごしましたか?

と聞かれると

10代の

一番楽しかった時期


一番辛かった時期

を思い出すのではないでしょうか?

僕の青春時代のピークは高校生時代ですね。
(個人的には、青春とは人生で何か熱中できることさえあれば青春だと思ってますが、世間一般的な青春の時期として書いてます)

高校2年生になり、部活を辞めバイトをしつつバンド活動に夢中になっていた10代

帰宅部になり
暇すぎてゆるい体育会系の部活に遊びに行き
新一年生に
「ピンクローターを仕込まれている女性の物真似」

「ピンクローターをお尻に仕込まれている男性の物真似」

を披露して帰るという今考えるとロクでもない青春時代でした。


今、社会人になってあそこまで無邪気に笑える時間は凄く尊い時間だったなぁ。と書きながらしみじみ思います。


さてさて、タイトルの話をしましょう。

青春という“言葉”が嫌いである

僕自身は上に書いた通り、楽しく高校生活を送れましたし、なんだったらその後の人生でも青春時代を送らせてもらいました。

「青い春」と書いて青春

若さ故の過ちであったり

若さ故の苦しさであったり

若さ故の楽しさであったり

色々な人生経験をする上での貴重な時間だったと思います。
よく 青臭いガキ だと揶揄したりされたりしますが、そりゃ今にして思えば10代なんて青臭いですよ。(男子の場合はイカく…やめときましょう)

だから「青(臭い)春」だと思うんです。

あの青い春だった時は、散ってしまった桜のように戻らないんです。

僕はその儚かった時代が好きなのです。

じゃあタイトルはなんなのさ。
って思われますよね。

青春 という概念は好きですが、言葉は嫌いなのです。
いや、言葉が嫌いなのではなくて
それを売り文句にしているTVショーや、CMが。

CMでイケメン俳優が「青春しようぜ!」みたいな事をキラキラした演出で言われると虫唾が走るまではいかないまでも、

「胡散臭い」
「“青春”という言葉を売り物にしている。イラっとする」
という感想が出てきます。
(こう考えるのは、僕がひねくれているからでしょう)


もちろんCMなのでターゲット絞り中高生が欲しくなるように演出しているんでしょうけど、それでも僕はターゲット層であった10代の時ですら胡散臭さを感じていました。

なので実際のタイトルは
「青春という言葉を安っぽく使っているのが気に食わない」
ですね。
(抽象的な批判をしているけども、一番しっくりくる表現がこれだったんだもん)

10代の時に、
大して仲良くもないチャラチャラしている同級生に、初めて一緒に飯食いに行っただけで帰り道に肩を組まれて
「青春してんなー!クゥー!ズッ友だよな!」
みたいな事を軽々しく言われ、

「あっ、この人と仲良くなれない」


って思い距離を置きました。
(今はそんな事で距離は置きませんよ。)

逆に
クラス替えをし、話したことがなかった同級生(A君)とたまたま帰る方向が同じだったので帰ることになりました。
お互い人見知りなのか、会話もあんまり弾まず、お互い気まずい思いをしながら帰っているとA君が突然

「ゲーセン寄っていい?」

と言い出したので僕も気まずさから逃げたい事もあって、承諾しました。

2人でメダルゲームをやっていると、ほぼ初対面でありましたが2人で楽しくゲームができ
「この人と良い友達になれるかもなぁ…」
という思いにまでなってたことを記憶してます。

僕はお金が無くなり渋々ではありますが
「帰ろう」と提案します。

しかしA君も楽しかったのでしょう

A君「俺、めっちゃ金余ってるから1000円分一緒にやろう」

と万札が二枚くらい入っている財布の中身を見してくれました。

僕は秒で「やろう!」と賛成しましたw

僕「ジュースは奢るよ。これで貸し借り無しな(笑)」
A「俺の方が出してるじゃんww」

みたいな会話をし、僕は店外の自販機へ行き(2人してドクターペッパーが好きで店外の自販機にしか無かった)A君はメダル貸機の方へ向かいました。

僕がジュースを買い、店内に戻ると
A君が居ません。
ゲーム機前の椅子にはカバンはあるので
(トイレでも行ったのかな)
と思い、しばらく携帯をいじりながら待っていました。

が待ってても来ません。

とりあえずトイレに行ってみると、A君が顔を洗っていました。
顔を見ると明らかに泣いた後です。

「どうした?」と聞くと、A君は無理した笑顔で

「あっ、ごめんwwカツアゲされたww2万取られたから、また今度ねww」

と声を震わせながら、同級生に泣いていた事を悟られまいと必死な作り笑顔でした。
「マジか、大丈夫かよ」と心配の言葉をかけるも
A君はこちらを半分無視し、独り言のように

「嫌な青春の思い出になったなあ」


とボソっと呟きました。
どうして良いかわからなかった僕はとりあえず買ってきたドクペを二本とも彼にあげ、帰り道を共に無言で帰りました。

そんな彼とは今でも付き合いがあります。

僕はこのことを
個人的にドブ色の青春と呼んでいます。

 

社会人になるともっとドブ色になるけどな!!!


こんなほろ苦い青春を感じたことがある方は
ぜひそこのハートマークを!!

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