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ちょっちだけ日記 Vol.6

五七五を音楽リズムで考える(2)

五七五なのに3連符3連符入れてみた

短歌俳句の話ばかり続いてごめんなさい。
思いついたことは書いておかないと年相応に忘れてしまうので。
(ここは笑うところです)
続きはまだありますが
とりあえず今回までお付き合いを。

また今回の話で
物議をかもすつもりはありません。
また「字余りのススメ」でもありません。

あくまでもちょっとした可能性の実験です。

これに似たような話は昨年度の「NHK俳句」、
片山由美子先生の週に触れられたことがあると記憶してます。
五七五と音楽リズムの関係は
ちょっちだけ日記Vol.5
をご参照いただければ幸いです。

この実験は
以前に書いた「私の思う外枠のセオリー」がどこまであるのか?
と言う話です。


本題です。
五七五なのに3連符3連符入れてみた
これをどう読むか?

上五は「ごーしちご」と読めるので大丈夫ですよね。
下五もちゃんと5音です。

問題は中七のところです。普通に数えると13音あります。
さてこれをどう読んでもらえれば五七五のリズムになるでしょうか?

やはり譜面にしてみました。

まず3連符とは一拍を「タタタ」と3等分した音符のことです。
本当は「さんれんぷ」自体が五音なので正確には5連符なのですが
話が難しくなるので
「さん」「れん」「ぷ」と3つに分けて表しました。
それに「ん」は前の文字と繋がって一音に数えれなくはない文字だと思ってます。
音楽で言うタイやスラーの効果があると言えます。
※異論、反論はあると思います。

で、
要は中七の後半4音分(2拍)で均等に
さん-れん-ぷ-さん-れん-ぷ
と読めばリズムにおさまる
ということです。

もちろん
定型におさめるのがベストだとは思ってます。
ただ

どうしても入れたい固有名詞やカナ文字、こだわりの言葉
があったときに使える手法だと思います。

しかしとんでもなくハードルは高そうですね。
ましてや俳句は本来一行の縦書きですからなおさらです。

こういう表記だと少しは読みやすくなりますかね?

五七五なのに ♪3連符3連符♪ 入れてみた

少なくとも「音楽用語の3連符だ」ということは主張できると思います。
3連符のリズムで読んでもらえるかどうかは読み手次第ですが。


次回は上の句の字余りについて考えてみたいと思います。

俳句は3小節だと書きましたがその前にもう一小節追加して「弱起」させる話です。
今まで書いた内容でご想像はつくと思います。
下書きが出来てないので少し先になりますが。

ではまた。


🔺
🔻


(今回のお知らせ)
十六夜俳句、いよいよ決勝
です。



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