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アナログゲーム療育講座に行ってきた

アナログゲーム療育講座?
この字面はなかなか面白い。アナログゲーム?ボードゲーム講座ではなく、療育講座。アナログゲームで療育?そもそも療育って?遊び方講座ならわかるけど??
と、すぐにピンと来ないのが普通の反応だと思うし、まさか発達の支援にけっこうつかえるとはなかなか思いつかないだろう。

すごくろやとは

東京・高円寺にあるアナログゲーム(ボードゲーム)を専門に扱うすごろくやさん。国内・海外のアナログゲームを豊富に用意している。ホームページによると国内最大級だそうだ。大人向けも子ども向けも分け隔てなく取り揃えてある。アナログゲームが好きな人はマストなお店だと思うし、子どもたちとトランプやいつものすごろくだと飽きちゃって、とルールのある遊びを探しているご家庭にもおすすめ。
我が家は幸運にも自転車で行ける距離なので時々寄らせていただいている。講座でも紹介されたカードゲーム「レシピ」はうちの子のお気に入りだ。

アナログゲーム療育講座?

噛み砕くと、主に発達障害等で支援が必要な子どものためにアナログゲームがけっこうつかえるよ、っていう主旨のようだ。(詳しくは上記リンクを)
この講座は保育士や福祉施設の職員さんなど専門職の方が主な対象だが、保護者だってもちろん参加できる。子に障害があろうがなかろうが、発達に合わせて、どのように付き合っていくか、一緒にどのように遊んでいくか、というのが大いに学べる実践的な内容だ。もちろん発達の知識があれば尚良いが、なくても楽しめる。まあ、ちょっとだけ難しい場面もあるが、基本的に専門的な知識が試されるわけではないので、どんなゲームで子どもと接するのかなとワクワクと想像した方が純粋に感心しながら楽しめる。

すぐに使える?

と言われると、自分の子にどの程度があてはまるかはなんとも難しい。何才だとどの程度の発達があってしかるべき、みたいな知識は自分にはない。ゲームを実際に自分の子相手に遊んでみて、手探りで工夫を凝らす場面を探し当てていくということになりそうだ。
こう書くと難しそうにみえるが、改めて、ああこれは簡単にできるのか、でもこの場面で席から立ち上がっちゃうので退屈なのかな、とか観察したくなる。いつもだったら、ちゃんと座ってて。で終わってしまうところだ。
大人がゲームのルールに縛られて遊ばせているのとはちょっと違うアプローチで一緒に遊べば新たな発見もあるかもしれない。

また、ゲーム中はともかく、ちょっとした家庭内での立ち回りでも応用が利くかもしれないし、保護者にとって育児の引き出しが増えることは間違いない。つい言ってしまう指示、先回りして用意しちゃう保護者的アクション・・・それはゲーム中でも同じことをやってしまう。良かれと思ったことは子にとって作業にしかならないこともあるようだ。ゲームを介してアプローチを変えるだけで今まで出来なかったことが少しずつ出来るようになる、かもしれないという。子にとって遊びの中で発達の発見があるのだとしたら、遊びながら学べるすごい手段だ。
抽象的で回りくどい言い方だが、ゲーム中でこういう場面ではこのように支援しよう、という行動が普段の家庭生活にもつながっていくのかなあとぼんやりと思った。うーむ、表現力がなくて申し訳ない。
(保育士の先生や福祉施設の職員さんであれば、明日からつかえる、試せる知識と技術とアイデアだと思いますよ)

具体的な講座の進め方

発達の段階をステージで切り分け、
「ステージ1ならこのゲームがおすすめ! Aくんの事例 さあ、みんなでやってみましょう、こういう場面ではこのようにやりとりします」
という具合で、発達のステージごとに簡単な講義とゲームの紹介、このゲームでうまくいった事例を模擬プレイをして参加者に体験してもらう。これを繰り返していく。
そして、講座で紹介されたゲームが欲しくなってくる。
セールス色は強くないのだが、ヘタなセールスよりも断然買う気にさせてくれるセミナーだ(誤解

まとめ

小さい子のいる親におすすめ!
特に発達について学ぼうとしても機会がなかったり、敷居が高いと感じている人にもおすすめ!

そして「レシピ」はとてもよいゲームだということが再認識できました!
うちの子も大好きです。

…このゲームが出来るてことは一定水準をクリアしてるようだ…しかし…


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